FP1級保有の「資産運用俳優」が説くお金についての大事な話 | FRIDAYデジタル

FP1級保有の「資産運用俳優」が説くお金についての大事な話

将来お金に困らないために知っておくべきこと

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1月に都内で行われた「資産運用Expo」にて。参加者の相談に応じる川久保氏(撮影:渡辺知寿)

2月24日から上映予定の大竹しのぶ主演『ピアフ』に出演予定の川久保拓司は俳優業の傍ら、ファイナンシャルプランナー(FP)として新規事業を始めている。幼少期に両親のお金の苦労を見てきた彼は、現在、2児の父として子育てにも奮闘中。実際に家計はどのように管理しているのだろうか。

「僕がすべて管理しています。基本的にカードで支払っているので、明細で把握できます。妻が首をつっこまない理由があるんです。それは、彼女が自分で稼いだものは自分で使えるという“プチ罪悪感”。これが家庭の空気をよくしてくれると思うんですよね

妻は専業主婦です。彼女には美味しいもの食べて、買いたい服があったら買っていいと伝えていて。それで彼女の貯金がゼロになっても大丈夫なように対策しています。

いまでこそ、将来のお金の漠然とした不安はないですが、父親が金銭感覚のない人だったこともあって、僕も20代ではそういう人生を送っちゃったんです。そこから、自分自身が改善したところなどのアドバイス含めて、多くの人の不安を取り除いてあげることが幸せにつながると思っています」

2月20日付の記事「大竹しのぶ主演舞台『ピアフ』出演俳優がFPとの二刀流を始めた理由」でも紹介したが、川久保は昨年5月まで在籍した大手芸能プロダクション・スターダストで山田孝之と同期。17歳でスカウトされた後、CMやドラマの主演の話も切れ目なくきて、俳優だけ続けていても生計は成り立った。

しかし、結婚して2016年に子供が生まれてからある危機感が芽生え始めた。

「俳優1本の時は退路を断ち、失敗することなど考えずに突き進んでいましたが、子供ができてその考え方が一変しました。国が年金について発信するメッセージは私たちのような個人事業主にとっては厳しいものになりそうだ、と感じましたし、失敗しても『(子供を含めた)家族を守るという人生は続く』という現実を突きつけられたんです」

だからこそ、「俳優」と「ファイナンシャルプランナー」は全く別のベクトルであっても勉強を続けることができたのだ。

「節約をしているフリ」では一生お金が貯まらない

資産運用と聞くと、お金がたくさんある人のものだというイメージがあるが、誰にでもチャンスはある。いつか、運用する機会があれば……と思う人は多いが、実際にそういう人には運用の機会が訪れないと川久保さんは語る。

「機会を作らないと資産運用は無理。勉強する時間がないというのと同じで、結局はないものなんですよ。どう捻出していくのかという工夫が必要です」

たとえば、現在仕事をもっていない専業主婦の人が運用に興味をもったら、まず何から始めればいいのだろうか?

「まずはやっぱり家計簿ですね!現状を把握しないと、何を改善したらいいのかわからない。それがわからないと、なぜ投資にまわすお金が捻出できないかがわからない。いつか……と思っていても、そのいつかは永遠に来ないんです。電車の移動中などにサッと入力できる、マネフォワードなどの家計簿アプリを活用する方法もあります。月ごとに把握し、その都度修正していく。家族にもヒアリングします。決めていることは“ためにならないお金は使わない”ということですね」

夫婦で携帯電話を見直したら…

FPのアドバイスのスタートは状況の把握。現実を直視することは怖い事かもしれないが、それが出来ない人ほど、お金が溜まりにくいという。

「家計の把握ができていない人に“節約しているフリ”が多いんです。野菜は10円安い方を買うのに、靴5万円のものを平気で買うとか。野菜を安く買ってきても使いきれずに結局捨てていたり。それをしている限りは“節約してるのになんで私ってお金が溜まらないんだろう”っていうことになる。スポーツジム、入会したことに満足して、月2回しかいってないとか(笑)」

具体的にどこを見直せばいいのだろうか?

「保険も家庭によっては、ムダが多すぎるというケースがあります。あとはサブスクですね。ちゃんと活用できていればいいのですが、なんとなく継続してしまっているものは解約しましょう。あとは携帯!うちの場合は夫婦で月額3万円ほどかかっていたところを、格安SIMに変えて携帯2台+Wi-Fiで1万円いかないくらいの金額に抑えられました。地方でもちゃんとつながりますよ。僕が選んだプランは70分の無料通話と20ギガ使えて2000円ちょっとです」

携帯を見直して、捻出できた2万円で資金運用が可能だという。

「サラリーマンのiDeCoの上限が、12000~23000円くらいなんです。携帯料金を見直すだけでiDeCoができます。ほかにもクレジットカードひとつとっても、選ぶ会社で生活が違ってきます。僕の場合は旅行に特化したカードに変えて、ホテルに無料で宿泊できました。

 人生って諦めなければ、いろんな手段が見つかるということを僕は知っています。プロは自分の代わりに見てくれる存在ですが、お客様としては相談するちょっとした勇気があれば大丈夫です。筋トレと同じで、意識しないと筋肉ってつかないですよね。さらけ出すのが恥ずかしいかわりににそれと向き合ったご褒美というか、ちゃんと改善していく楽しさ素晴らしさが得られるはずです。役者の最初の壁は“恥ずかしい”だと思うんですが、そこを乗り越えた人だけが得られる喜びというのは共通しています」

川久保氏自身が目指しているのは「温かい家庭」。幸せの形は人によって違う。そのため、お客様にも家族に対してもヒアリングを大事にしている(写真提供:川久保拓司氏)

「1円でも多く増やすことが目的ではない」

川久保さんがお金のことを真剣に考えるのは、自分の人生がどう輝くか、いちばん楽しいと思える最適なバランスを見つけるためだという。

「1円でも多く増やすことがいちばんの目的ではない。安心して笑って死にたい。長生きして旅行も楽しんで。楽しい人生の終え方ができるように。みなさんも長寿を楽しみにできるようなライフプランを提供したいんです。楽しく運用している人が増えれば、日本の経済が発展し、国益にもつながってみんなが幸せになれる。

 お金を真剣に考えるということはまったく悪い事ではないんですよ。私自身、お金のことを真剣に考えるために勉強し、ファイナンシャルプランナーというもうひとつの柱を構築できたことで、芝居のほうでもリラックスしてのぞめるようになり、より楽しくなりました。自分には“二刀流”が合っていたのだと思います」

彼は、資産運用に役立つ知識をゼロからレクチャーする『知る知るtube』というYouTubeチャンネルをもっている。「株式投資の基礎のキソ」や「国民年金ってすごいよ!」というように、初心者向けに今さら聞けないお金のことをわかりやすく解説。

「このYouTubeを観て、FPになりましたというメッセージをいただいたこともあって、感激しました。今後このチャンネルも充実させようと思っています」

宅地建物取引士、FP1級に続いて、数年以内に税理士試験にも挑戦するという。俳優としてもファイナンシャルプランナーとしても「人々を幸せにする」というテーマのために、異色の二刀流の挑戦は続く。

 

【オンラインサロンEAGAKUBA】
川久保拓司「もう仲間になろうよ」

【資産運用に役立つ知識をゼロからレクチャー】
資産運用俳優 川久保拓司の『知る知るtube』

【出演情報】
舞台『ピアフ』
作:パム・ジェムス
演出:栗山民也
出演:大竹しのぶ、梅沢昌代、彩輝なお、中河内雅貴、上原理生、竹内將人、山崎大輝、川久保拓司、前田一世、たかお鷹 ほか
※未就学児入場不可

撮影:渡辺知寿
撮影:渡辺知寿
撮影:渡辺知寿
  • 取材・文上紙夏歡

    (うえがみ なつか)ライター/ビューティープランナー。ルミネtheよしもとにて、吉本新喜劇の女優として出演していたという、異色の経歴をもつママライター。多くの雑誌やWEBで美容から旅行、インタビュー記事などを執筆している。また、化粧品などの商品開発を手掛けるほか、生放送のTV通販番組にも出演中。
    趣味は台湾ドラマ鑑賞で、特技は中国語(HSK5級)。台湾との二拠点生活を夢見ている。

  • 撮影渡辺知寿

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