華麗写真で振り返る「フィギュアスケート男子 氷上の記録」 | FRIDAYデジタル

華麗写真で振り返る「フィギュアスケート男子 氷上の記録」

北京オリンピック名場面

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五輪3連覇&4回転半ジャンプに挑んだ羽生結弦
新たな日本のエース候補に名乗りを上げた鍵山優真
2大会連続でメダルを獲得した宇野昌磨

史上最高レベルの戦いだった。

2月4日に幕を開けた北京五輪。冬季史上最多の109種目が開催された中で、日本中の注目を最も集めた競技と言えばフィギュアスケート男子だろう。2月10日に行われた男子フリーの世帯視聴率(関東地区)の瞬間最高は32.0%を記録した。

羽生結弦 (27)

競技人生の最大の目標と語る『4回転半ジャンプ』に挑んだ羽生。前日練習では右足を捻挫。痛み止め注射を打っての強行出場だった

その中心には五輪3連覇と4回転半ジャンプに挑んだ羽生結弦(27)の姿があった。転倒により減点されたものの、国際スケート連盟の公認大会で初めて『4回転半ジャンプ』が認められた。メダルは逃したがショートプログラム8位から総合4位まで順位を上げ、前回王者の意地を見せた。直後の囲み取材では、

「報われない努力だったかもしれないですけど、(4回転半ジャンプを)成功させにいけましたし、それはもう僕の財産です。挑戦しきった、全部出しきったオリンピックです」

と自身の演技を振り返った。スポーツライターの野口美惠(よしえ)氏が、その挑戦の意味を解説する。

「勝敗を超えた領域で戦い抜く姿は、挑戦する大切さを示してくれました。4回転半の壁を超えたことで後に『劇的な技術の進化のキッカケになった五輪だった』と言われるでしょう」

次代の扉を開いた羽生。元フィギュア日本代表の渡部絵美氏も絶賛する。

「普通は五輪で失敗覚悟の大技は構成に入れません。スケート界を進化させるために自分が4回転半を跳ばなければいけないという、羽生くんの意志を感じました。私が現役だった40年前は3回転が普通だったのに、今では4回転が主流になりつつあります。時間はかかると思いますが、誰もが4回転半を跳ぶ時代は来ると思います。それでも、今大会で羽生くんが踏み出した第一歩は、歴史に残る偉業だったと思います」

演技後には客席へ向け深々とお辞儀をした。4日後の会見では「納得して、満足した4回転半だったと思っています」と振り返った

鍵山優真 (18)

元フィギュア日本代表の父・正和さんと二人三脚で五輪の切符を掴んだ。あどけなさの残る笑顔が印象的

新たなヒーローも誕生した。初の五輪に挑んだ現役高校生の鍵山優真(18)だ。6日に行われた団体男子フリーで自己最高の208.94点を記録。男子シングルでは合計310.05点で銀メダルに輝いた。

「4回転の質がいいですね。高さといい美しさといい申し分ない。そして、それをミスなく積み上げられる。過去5人しかたどり着けていない300点台というのも納得の素晴らしい演技だったと思います」(前出・渡部氏)

宇野昌磨 (24)

平昌(ピョンチャン)五輪の銀メダルに続き、北京では銅メダルを獲得。「順位が下がっても価値のあるメダルです」と2大会連続の表彰台に胸を張った

2大会連続でメダル獲得となった宇野昌磨(24)の勇気も忘れられないと、野口氏は目を細める。

「宇野選手はフリーで自身最高難度となる4回転5本に挑戦し、成長した姿を見せてくれました。宇野選手も鍵山選手も12日には再スタート。練習場では宇野選手はフリーで失敗した『ボレロ』をノーミスで滑りきり、鍵山選手も4回転を次々と成功させていた。二人とも五輪を経験して技術的にも精神的にも一回り大きくなった。彼らを中心に、新しい時代が築かれていくと思います」

羽生が開いた新時代へのバトンを、新たな選手たちが受け継ぎ、戦いは次のステージへと繋がっていく。

フリーでは4回転5本に挑むも4回転フリップで転倒。後半の3連続ジャンプも乱れるなど悔しさが残った
メダリスト会見では今後についても言及。3月に開かれる世界選手権では成長した姿を見せたいと語った
銀メダルに輝いた鍵山(右)と銅メダルの宇野。ショートプログラムではどちらも100点超えの高得点。次の時代を牽引する存在だ

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『FRIDAY』2022年3月4日号より

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