新庄剛志率いる日ハム 初の巨人戦で見えた「ヤバすぎる課題」
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敵地に乗り込んでの初の巨人戦。
阪神時代にボロカスに負けたトラウマが蘇ったのか「3-4で惜しくも負ける!」と試合前の日本ハム・新庄剛志監督(50)は自虐的だった。ところが、打線が爆発して8-5で快勝。囲み取材を受けている間に、気が付けば大観衆に囲まれ、ご覧のポーズが飛び出した。
「平日なのに4000人も観客が集まりました。車で30分ほどの距離にある北谷(ちゃたん)では”ミスタードラゴンズ”立浪和義監督(52)の中日がキャンプを張っていましたが、こちらは報道陣を入れても人出はせいぜい70人前後。”原タワー”に上って巨人の原辰徳監督(63)と話し込んだり、コーチャーズボックスでサインを出したり、新庄のショーマンシップには本当に頭が下がります」(夕刊紙デスク)
まさに順風満帆――に見えたのだが、スポーツライターの藤本大和氏は「課題もハッキリ見えた」と言う。
「監督のコミュニケーション力で、若手は活き活きしています。臨時コーチ陣も豪華。取材に来た藤川球児氏(41)にその場でコーチを頼むという荒業で、吉田輝星(こうせい)(21)の直球も良くなった。ただ、これだとコーチの立場がない。一軍コーチの名前、何人言えます? 打順をクジでコロコロ変えているから、新チームの型も、核となる選手も定まっていない。頼みの新助っ人も未入国。新庄の明るさで、チームの〝問題〟が見えなくなっている」
新庄コケたら皆コケた。そんなチームがあってもいい、かもしれないが――。
『FRIDAY』2022年3月4日号より