Kōki&静香 映画舞台挨拶後に「熱烈ハグ」現場!
映画『牛首村』公開初日の劇場に真っ赤なドレスで登場し、感極まって号泣 イベントを終え、楽屋を出ると、母・静香は満面の笑みで関係者らと思わず抱き合って……
「チームの皆様、ずっとあたたかく見守って下さり、ありがとうございます。たくさんの勇気をいただきました」
2月18日、都内の映画館で行われた映画『牛首村』の初日舞台挨拶。真っ赤なドレスに身を包み、主演女優として涙ながらに挨拶をしたのはKōki,(19)だ。
15歳にして『ELLE japon』の表紙で華々しくデビュー、ブルガリのアンバサダーやパリコレ出演などで活躍してきた彼女だが、演技の仕事は初めて。それが映画初出演にして初主演なのだから、感動もひとしおだったろう。
「監督はホラー映画の巨匠・清水崇(たかし)監督。Kōki,の役は性格の違う双子の姉妹を一人二役で演じるという難役でした。監督も『一生かけても出くわさないようなたいへんな役。しかも初主演でそれを、見事に演じ切った』と絶賛していました」(スポーツ紙芸能担当記者)
舞台挨拶が終わって約2時間後。関係者出入口からKōki,が姿を現した。腰まで届く艶髪(つやがみ)と抜群のスタイル。マスクで表情は見えないがすでに一流のオーラが出ている。そしてKōki,の前を歩く、これまたスタイルの良い女性は母親の工藤静香(51)だ。いまやKōki,の”ステージママ”でもある彼女が大量の荷物を抱えて、娘に付き添っていた。
「撮影現場にも静香さんは『毎日顔を出します』と宣言し、スタッフは心霊スポットでのロケよりも恐がったとか(笑)。しかし実際は現場に口を挟まず、相当気を遣(つか)ってくれたとのこと。ただやはり存在感は抜群だったそうです」(映画関係者)
Kōki,の銀幕デビューには母・静香の思いが見え隠れする。
「静香の願いはKōki,が将来ハリウッドなど世界を舞台に活躍すること。実は日本映画の中でもホラーは海外でも評価が高いんです。このあたりにも戦略を感じます」(前出・スポーツ紙記者)
二人が車で立ち去ろうとしたそのとき、見送る関係者の中から年輩の女性が駆け寄り、二人にハグをした。映画関係者らしいその女性とアツくハグを交わす静香の表情は、マスク越しでもそれとわかるほどの満面の笑みだった。
母娘二人三脚の壮大な野望はまだ始まったばかりだ――。





『FRIDAY』2022年3月11日号より
PHOTO:中村和彦(1枚目) 西原 秀(2~3枚目)