渡部建『白黒アンジャッシュ』東京MXが放送断念の根本背景 | FRIDAYデジタル

渡部建『白黒アンジャッシュ』東京MXが放送断念の根本背景

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約1年8か月ぶりにテレビ復帰を果たした『アンジャッシュ』渡部建。だが、復帰の道は決して順調とは言い難いが…
約1年8か月ぶりにテレビ復帰を果たした『アンジャッシュ』渡部建。だが、復帰の道は決して順調とは言い難いが…

地方局ではあるが、冠番組『白黒アンジャッシュ』(千葉テレビ)で一応テレビ復帰を果たした『アンジャッシュ』渡部建。ネットでは非難の声もあったが応援する声も多く、番組も続くようだから、復帰は概ね成功したと見ていいだろう。

だがキー局の番組に復帰出来るかということに関しては、ほとんどがまだ否定的だ。改めて言うまでもないがスポンサーの“壁”が立ちはだかっているからだ。

そんなところに、更に渡部の行く先に暗雲が…。

『白黒アンジャッシュ』をネットして放送している東京MXテレビが、2月24日をもって同番組の放送を終了した。千葉テレビでの放送から16日遅れで放送していることから、最後の放送は千葉テレビで8日に放送された回。つまり渡部が復帰した回が放送されることはなかった。

東京MXは打ち切りについて“総合的な判断”としているが、同局の関係者に聞いてみると、

「皆さんの想像する通りです。以前、長谷川豊アナが自身のブログで不適切な発言をして大炎上しました。番組内での発言ではなかったのですが、局に抗議の電話が殺到し、結局彼は降板しました。このことに相当こりている。『白黒アンジャッシュ』はウチで作っている番組ではありませんが、MXの放送を見た視聴者はMXに抗議すると思います。

放送してみて視聴者の反応を見てからということも考えられますが、渡部さんの出演に際し、千葉テレビやネット局、それに一部のスポンサーに対して抗議の電話が総計800本近くかかってきたと聞きました。本当に800本かどうかはともかく、相当の数が来たことは間違いないようで、地方局の番組にそれだけの数の抗議電話がかかってくるなんて前代未聞。放送したらMXも同様に抗議の嵐に見舞われる可能性があるとみられていました」

“転ばぬ先の杖”ということか。

東京MXといえば、宮崎謙介元衆議院議員や、原田龍二、酒井法子、元オセロの中島知子など不祥事を起こして世間を騒がせた人たちを出演させる、不祥事芸能人の“再生工場”と言われている。そのMXにも拒否されたとなると、渡部の“罪”は相当重いということなのだろう。

前出の東京MX関係者によれば、

「テレビ業界の一般論として、番組スポンサーはもちろんですが、それ以外でも“ああいう人物を出演させているテレビ局とはお付き合いできません”と言ってくるところもあります。

いま、どの局でも通販番組が流れています。数も多く、テレビ局にとっていい収入源なんですが、そのほとんどが主婦向けです。直接関係するわけではないと思いますが、渡部さんはいま、最も主婦に嫌われているタレントともいえます。もし起用するとなると、通販番組の会社がいい顔をしないんですよ」

MXに限ったことではないが、安い費用でテレビCM以上の効果を期待できる媒体が増えたことで、スポンサーはテレビCMにこだわらなくなったという。広告費を抑えるためにテレビから撤退したいと考えているスポンサーもいて、テレビ局としてはスポンサーの機嫌を損ねないように必死だという。

東京MXと同様『白黒アンジャッシュ』をネットして放送している放送局は10局あるが、現段階では打ち切りになっているところはない。ただ、

「首都圏で『白黒~』を放送しているところはテレビ埼玉とテレビ神奈川ですがそれぞれ3日遅れ、11日遅れで放送しています。三重テレビが18日遅れで、それ以外のところでは1か月以上、2か月以上のところもあり、渡部さんが出演した回はまだ放送されていません。状況を見ていると思われます」(首都圏地方局ディレクター)

そして、言及されているキー局での出演。日本テレビは先日開かれた社長定例会見で、編成担当の福田博之常務は

「現段階では出演の予定はございません」

とした。TBSも定例会見の中で編成局長の瀬戸口克陽氏は、渡部がかつてMCを務めていた『王様のブランチ』への復帰を否定、また

「その他の番組に関してもキャスティングの予定はございません」

と言い切った。

『極楽とんぼ』山本圭壱は地上波キー局への復帰まで10年を費やしている。果たして渡部はーー。

  • PHOTO島颯太

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