器用芸人ツクロークンが明かす「もう中学生とのその後」 | FRIDAYデジタル

器用芸人ツクロークンが明かす「もう中学生とのその後」

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「ゴースト告発騒動」は解決せず、裁判へ

作品に囲まれるツクロークン。材料の調達からすべて自分で行っている。そのクオリティは年々高くなっている

「『もう中学生』さんとの和解はありません。裁判を起こすことにしました」

こう語るのは吉本興業所属のお笑い芸人・ツクロークン(48)だ。

〈僕をゴーストにしたもう中学生を告発する〉。そんな物騒なタイトルと共に、1月13日発売の「週刊文春」で人気芸人『もう中学生』(39)を後輩芸人のツクロークンが告発した。『もう中』の小道具のほとんどは、『もう中』の指示に基づいてツクロークンが製作。ツクロークンは製作者を明らかにするよう再三求めたが、拒否されている、という内容だった。

このニュースに先輩芸人がこぞって反応、同じ吉本興業所属のパンサー向井慧だけでなく、他事務所であるエレキコミックや片桐仁までそれぞれのラジオ番組でこの件に言及していた。実はツクロークン、お笑いの小道具製作専門家として、業界内では広くその名が知られている存在なのだ。

「これまでパンサーさん、はんにゃさん、おかずクラブなどのコントの小道具を製作してきました。製作数は小さい物も含めたら、1000点は超えていると思います。材料費も含めてギャラはちゃんともらっていますが、作ったら本人たちに渡してしまうので、ほとんど僕の手元に作品は残っていないんですけどね」

そう語るツクロークンだが、芸人になるまでとくに美術関係の勉強をしたことはないという。なぜ、小道具製作をするようになったのか。

「『もう中』さんと同期のミルククラウンさん(’13年に解散)のライブのために、ポストを作ったのが最初だったんですよ。その日の朝、作家さんに呼ばれて夢中で作ったら、よくできてるって評判になって。他の人からも頼まれるようになったんです。最初の頃に作った物は、今思うと恥ずかしいデキばかりなんですけど。『もう中』さんから個人的に製作依頼を受けるようになったのもそれからです」

芸人の小道具に大事なのは見栄えだけではない。たとえばハリセン一つとっても、音がちゃんと響かなければどれだけキレイに作られても使い物にならない。芸人であるツクロークンならば、細かい指示をしなくても希望通りの小道具ができ上がってくる。先輩たちから注文が殺到したのは自然な流れだった。

「いままで作った中で一番多くの人に見てもらえたのは、ロバート秋山さんの”クリエイターズ・ファイル”のために作った衣装ですね。トータルファッションアドバイザー、フチガミヨウコの回。秋山さんが描いたイラストをもとに、僕がパターンを起こしました。海産物をテーマに、被(かぶ)り物をヒジキっぽくして、袖にはタコの吸盤をつけた。現在はエレキコミックさんなど、他事務所の方から依頼を受けることもあります」

ツクロークンは、『もう中』にお金ではなく製作者を明らかにすることだけを求めていた。双方が弁護士を立てて話し合いを続けていたはずだが、なぜ、裁判という結論に至ったのか。

「他の芸人さんたちは、小道具はツクロークンが作った、と言ってくれた。だからモヤモヤは他の人にはなくて。”僕が作ったことにして”と言われたのは『もう中』さんだけなんです。記事が出た後も交渉してきましたが、結局、謝罪も公表もしないという回答でした。裁判の仕組み上お金を請求することになると思うんですけど、本当に製作者を明らかにして欲しいだけなんです」

ツクロークンと『もう中』との話し合いについて、FRIDAYは吉本興業に質問書を送ったが、期限までに回答はなかった。

互いに芸人とはいえ、笑いに変えて決着というわけにはいかなかったようだ。

ツクロークンは「もう中さんは本当に良い人だし感謝もしているんですが、今回の件だけは許せなくて」と語った
本誌未掲載カット 器用芸人ツクロークンが明かす もう中学生とのその後
本誌未掲載カット 器用芸人ツクロークンが明かす もう中学生とのその後

『FRIDAY』2022年3月18日号より

  • 取材・文ライター・カルロス矢吹撮影等々力純生(ツクロークン)

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