弁護士ユーチューバーが裁判でも暴露系チャンネルに軍配と話すワケ | FRIDAYデジタル

弁護士ユーチューバーが裁判でも暴露系チャンネルに軍配と話すワケ

  • Facebook シェアボタン
  • X(旧Twitter) シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン
暴露系ユーチューバーとして話題の”ガーシー”こと東谷義和氏(オフィシャルchより)
暴露系ユーチューバーとして話題の”ガーシー”こと東谷義和氏(オフィシャルchより)

「黙認せざるを得ない」

ここ最近、芸能界を震撼させている暴露系ユーチューバー・東谷義和氏の『東谷義和のガーシーch【芸能界の裏側】』というチャンネル。さまざまな芸能人が東谷氏の「餌食」になっているワケだが、これに対し同じく弁護士ユーチューバーである高橋裕樹氏が、自身のユーチューブチャンネル『弁護士高橋裕樹のリーガルチェックちゃんねる』で法的な視点から解説した。

東谷氏が暴露した話の一つに、俳優の城田優がいる。私生活を暴露され、その証拠としてLINEのやりとりのスクショなども公開された。そして城田の話の流れで、歌手の大原櫻子の名前も飛び出した。

「大原さんの過去について言及する内容だったのですが、これに対し大原さんの公式ツイッターは即時に否定。《全くの事実無根です》と声明を出し、訴訟や刑事告訴を行う予定であることを明らかにしたのです。東谷氏の主張に対し真っ向から反論したのは、大原さんサイドが初めてじゃないですかね」(スポーツ紙記者)

所属タレントがこういった内容を暴露されるとなると、反論するのが当然だろう。しかし高橋弁護士は東谷氏が“名誉棄損罪になる可能性が高い”とした上で、

「ガーシーさんの戦略は大胆かつ合理的」

と話す。

「高橋弁護士の動画によれば、刑事告訴にせよ民事訴訟の損害賠償請求にせよ争うのであれば、東谷氏は無罪を主張することになる。彼はそもそもこのチャンネルを始めるにあたり弁護士にも相談しており、名誉棄損などで訴えられることはすでに織り込み済みの可能性がある、という私見を披露していました」(ITジャーナリスト)

高橋弁護士は『真実性の証明がエグい!!』というタイトルで、双方が争うためには当然事実確認する必要があり、

「本人相手、関係者、交際相手 公開の法廷で証人喚問される可能性がある」

と指摘している。そうなれば一般人も裁判を傍聴できる上、マスコミも一斉に内容を報じる。その詳細が“デジタルタトゥー”として半永久的に残ることになるという。そうなる可能性に高橋弁護士は、

「それって民事裁判の慰謝料(最高でも)1000万円とバランス考えた場合どうですか?」

「黙認せざるを得ない」

と投げかけた。

「タレントとしてプライベートを法廷の場で晒されることは、著名であればあるほどリスクが極めて大きい。大原さんの事務所は即反応したため、高橋弁護士は“よく言ったなぁ。(裁判内容が残ることが)見えていたのかな”と不思議がっていました。

そして事務所サイドがコメントを発信すると、マスコミは“公のもの”として扱いそのコメントは報じます。法律家の視点からは、スルーした方が賢明だった可能性もあるようですね」(前出・スポーツ紙記者)

実際に東谷氏は

「櫻子ちゃんを晒したかったワケじゃないので事務所もスルーしてくれたらよかったのに」

と話し、訴えてくるなら“ケンカは買う”と宣言した。

しかし、“スルーする”にも限度があるだろう。なぜならスルーを決め込んでいると、“公に否定もせずに黙っていても”結局認めたように扱われてしまうからだ。

「城田さんの話は東谷氏のDMにジャンジャン寄せられているそうで、裏取りができれば“再び晒す”と宣言された。こうなると、事実関係はともかくとして、仕事に支障が出てしまう。黙っていても、向き合っても得をしないという状態。“告発リスト”に名前が挙がっている芸能人の人たちは、戦々恐々としているのではないでしょうか…」(芸能レポーター)

高橋弁護士はそういった展開を踏まえた上で

「ガーシーchに軍配が上がる」

と予想している。ユーチューブを使った東谷氏の“暴露ラッシュ”だが、果たして東谷氏の行きつく先はいったいどこなのだろうか…。

FRIDAYの最新情報をGET!

Photo Selection

あなたへのおすすめ記事を写真から

関連記事