MXに三重テレビ…アンジャ渡部が捨てるべき、テレビへのこだわり | FRIDAYデジタル

MXに三重テレビ…アンジャ渡部が捨てるべき、テレビへのこだわり

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テレビ復帰を果たした渡部建だが、東京MXに続き三重テレビも番組打ち切りを決めて…
テレビ復帰を果たした渡部建だが、東京MXに続き三重テレビも番組打ち切りを決めて…

3月7日、三重テレビは『アンジャッシュ』渡部建が出演する『白黒アンジャッシュ』(千葉テレビ)の放送打ち切りを発表しました。番組を購入して放送する形ですが、渡部さん復帰回を前に放送をやめたのは、東京MXに続き2局目です。

東京MXは打ち切りについて

「総合的な判断」

と明言を避けましたが、三重テレビは一歩踏み込んで、

「(視聴者から)賛否両論の意見をいただいた」

ことも明らかにしました。

本サイトの取材によれば、千葉テレビをはじめとする関係各所には2月15日の“渡部さん復帰回”放送後、800本を超える苦情の電話があったそうです。その状況を伝え聞いた東京MXは、渡部さんが出演する番組の放送を断念しました。

「MXの打ち切り判断は、他のテレビ局にも大きな影響を与えました。三重テレビだけでなく、まだまだ続く局もあるかもしれません。

それ以上に、敏感になっているのはキー局でしょう。クレームの数も地方局の比ではないですからね」(スポーツ紙記者)

不倫スキャンダル前は、毎日のようにテレビに出演していた渡部さん。ですが、その頃と同じように“テレビタレント”として復帰を目指したことは、失敗だったと思います。

テレビというのは、公共性が高い媒体です。誰でも無料で見られますから、局側にも高いコンプライアンスが求められます。

そんなことから、渡部さんは自身がMCを務める千葉テレビの番組を復帰の場に選びました。相方の児嶋一哉さんや事務所の方々を交え、相当、根回しをしたそうです。

ですが、“地方局だから…”“冠番組だから…”と安易に考えていたのなら、やはり間違いだったでしょう。地方局とはいえ、放送打ち切りする局が続けて出てくると、“いまだ許されていない”というマイナスイメージを世間に印象付けてしまいました。

やはり渡部さんはテレビへのこだわりを捨て、“芸人”として復帰するべきだったのではないでしょうか。

その道はテレビ以上に、児嶋さんに負担がかかることは間違いないでしょう。ネタを作り、稽古をすることは、一緒に過ごす時間がテレビ出演よりもはるかに多くなるハズ。それを選ばなかったところに、コンビ仲の微妙なズレを感じずにはいられません。

くしくも3月8日放送の『白黒―』にゲスト出演した『さまぁ~ず』の三村マサカズさんは、復帰回で児嶋さんが渡部さんのことを「嫌い」と言ったことについて、

「“嫌い”と言っちゃったらコンビ終わりじゃないの? “この後、どうなっちゃうの?”と思って心配しちゃった」

と、“コンビ不仲”をテレビで見せたことをたしなめていました。三村さんといえば、相方の大竹一樹さんと“仲良し”ということで知られていますから、余計に目についてしまったのかもしれません。

その面でも、今回の復帰は裏目に出てしまいました。

ですが、『アンジャッシュ』は本当に面白いコントを作り出せるコンビです。ここは原点に戻って、不倫も多目的トイレも女優妻のことも、すべてを“笑い”に変えるくらいのパワーを見せて欲しいです。

テレビは難しいかもしれませんが、舞台やユーチューブ番組なら、その機会はあるはずです。コントであれば、渡部さんのどんな受け答えも“ネタ”ですから生意気と言われることもないでしょう。

渡部さんは“プライドを捨てて、笑いを作れるのか”。そして児嶋さんは、“相方と一緒に這い上がるコンビ愛があるのか”ということが問われているのかもしれません――。

 

  • 荒木田 範文(FRIDAYデジタル芸能デスク)

    ‘75年生まれ埼玉県出身。夕刊紙、女性週刊誌の記者、編集者を経て現職。テレビやラジオにも出演中

  • PHOTO島 颯太

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