プーチンの愛人報道も…新体操の女王が五輪批判の「ヤバい背景」 | FRIDAYデジタル

プーチンの愛人報道も…新体操の女王が五輪批判の「ヤバい背景」

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プーチン大統領(左)の愛人との噂のあるカバエワ。彼女の発言力はロシアでは絶大だ(画像:ロイター/アフロ)
プーチン大統領(左)の愛人との噂のあるカバエワ。彼女の発言力はロシアでは絶大だ(画像:ロイター/アフロ)

「スポーツの歴史の中で、これほど恥ずかしい1ページは存在しなかった。多くの国際スポーツ団体のリーダーは、様々な口実をつけてスポーツ倫理にふさわしくない行動をしてきました。今では、すべてが明らかになった」

04年アテネ五輪新体操の金メダリスト、アリーナ・カバエワ(38)は、ロシア国営『タス通信』を通じ強い口調の批判コメントを発表した。3月3日に国際パラリンピックが、ウクライナへ侵攻したロシアと友好国ベラルーシの選手団を、北京大会から除外するとして決定に反発したのだ。

「新体操の女王」と呼ばれるカバエワ。彼女の発言力は、ロシアでは絶大だ。背景には、特殊な事情がある。

「プーチン大統領の愛人と目されているからです。08年4月にはロシアのタブロイド紙『モスコフスキー・コレスポンデント』が、カバエワとプーチン大統領が男女関係にあると報道。直後に同紙は、資金難を理由に突如休刊しました。プーチン大統領の怒りをかい、潰されたと噂されているんです。

その後もカバエワとプーチン大統領が、2人きりでいるところをたびたび目撃されています。『プーチン大統領の忠実な部下』を自認するカバエワは0912月、父親を明らかにしないまま男児を出産。プーチン大統領の子どもではないかと、言われています」(全国紙国際部記者)

4人の子どもとの生活の場

「軟体動物」と呼ばれた現役時代の演技
「軟体動物」と呼ばれた現役時代の演技

プーチン大統領の寵愛のおかげか、カバエワは競技引退後に異例の出世をとげる。14年2月に行われたソチ五輪の広報責任者に就任すると、最年少(当時31歳)でロシアのすべてのメディアを牛耳る国家報道グループの外部委員に。さらに、同グループの総帥にまで昇進しているのだ。

「米国メディア『ニューヨークポスト』などによると、カバエワはプーチン大統領との間に4人の子どもをもうけ、現在はヨーロッパの中立国スイスの別荘でくらしているそうです。ここ2~3年は公の場に現れず、動静は聞こえていませんでした」(同前)

しばらく表舞台から遠ざかっていたカバエワによる、突然のパラリンピック批判。背景には「プーチン大統領の思惑がある」と語るのは、ロシア情勢に詳しい筑波大学の中村逸郎教授だ。

「国際大会から排除され、スポーツ大国としてのロシアは崩壊寸前です。動揺した選手たちが他の国へ国籍を移し、五輪や世界選手権への出場を画策する可能性があります。カバエワの発言は、『国内にとどまって』という引き留めのメッセージですよ。

別の恐ろしい意味もあります。カバエワがプーチン氏と非常に親しい関係にあるのは、ロシア国内では周知の事実です。つまり彼女は大統領の代弁者。『ロシアを捨て国外に出たらどうなるかわかっているだろうな』という、脅しでもあるんです」

ロシアではアスリートの発言も、独裁的な大統領の政治手段として利用されるようだ。

オリンピックでは2つのメダルを獲得している
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競技引退後はモデルとしても活躍
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  • 写真ロイター/アフロ

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