今年も始まったツヨカワ女子プロゴルファーたちの「美しき戦い」
今年も熱い戦いが始まった! ツアー初戦は、20歳の西郷真央が初優勝 稲見萌寧、小祝さくら、西村優菜などのトップ争いに食い込む「台風の目」は誰だ?
安田祐香(21)
女子プロゴルフの新シーズンは初戦から波乱の幕開けとなった。開幕戦では昨季賞金ランキング1位の稲見萌寧(もね)(22)や同3位の小祝さくら(23)、同5位の西村優菜(21)などを抑えて、プロ3年目の西郷真央(20)が初優勝。最終日に5打差をひっくり返す大逆転での勝利だった。
「いまの女子プロはとてもレベルが高い。初優勝を狙えるタレントがたくさんいます。注目は安田祐香(21)。高校時代の恩師・角谷真吾さんが『野球でいえばホームランバッター。一発を狙う気持ちの強さが持ち味』と語るように、爆発力が特長です。

昨季はシーズン中に負った頸椎捻挫に悩まされましたが、復調。初優勝が期待される選手の筆頭候補です。脇元華(24)にも期待しています。174㎝の高身長を活かした平均飛距離240ヤード超えのドライバーは大きな魅力です」(スポーツライターの金明昱(キム・ミョンウ) 氏)
昨年プロテストに合格し、今年から本格参戦するルーキーにも注目株はいる。
「双子揃って一発でプロ合格を決めた岩井姉妹の妹・千怜(ちさと)(19)は、平均235ヤード超えのドライバーが武器。下部ツアー優勝経験もあり、実績十分です」(金氏)
実力に美貌も兼ね備えているのが、今季のヒロイン候補の特徴だ。’22年シーズンを制するツヨカワ女王は誰だ!?
脇元 華(24)
全選手中トップクラスの飛距離を誇るドライバーが武器。本人も「昨季はずっとパターに悩んでいた」と振り返るように、グリーン上での安定感が課題だ。

宮田成華(なるは)(24)
昨年から黒宮幹仁氏に師事し、パーオン率が劇的に改善。ファッションアイコンとしても注目を集めており、インスタグラムのフォロワー数は3万人を超える。

田辺ひかり(24)
グリップを極端に短く握ることでパターやバンカーショットのコントロールが安定した。今季は初のシード権を獲得。勢いそのままに悲願の優勝を掴めるか!?

山路 晶(あきら)(23)
昨季は「攻めのゴルフ」を貫き、初のシード権を獲得。ドライバーの平均飛距離250ヤードを誇る飛ばし屋。オフには筋力強化に励み、今季は260ヤード超えを目指す。

鶴岡果恋(かれん)(22)
得意のドライバーとアイアンを武器に、昨季はトップ10に4回ランクインするなど飛躍の年となった。課題のパターをどこまで改善できるかが優勝の鍵を握る。

臼井麗香(23)
パターのコントロールが良く、昨季は2位を2回記録した。幼少期は宝塚歌劇団を目指していたそうで、端整なルックスからついた愛称は『レイチェル』。

岩井千怜(ちさと)(19)
ツアー本格参戦1年目
双子の姉・明愛と共に今シーズンから一年を通じてプロとして戦う。昨年は下部ツアーで優勝1回、準優勝1回を経験。飛距離の出るドライバーを有効に使いたい。

橋添 穂(みのり)(21)
ツアー本格参戦1年目
父はシニアプロ、4姉妹全員がゴルフ経験者というサラブレッド。父の指導のもと3歳からゴルフを始めた。安定感抜群のパッティングが最大の強みである。

山田彩歩(さほ)(23)
ツアー本格参戦1年目
同郷で同い年の小祝さくらが活躍する一方、3度のプロテスト不合格を経験。キャディーの仕事をしながら練習に励んだ。定評のあるコントロールで巻き返す。

植手(うえで)桃子(24)
ツアー本格参戦1年目
今年2月の『ゴルフサバイバル』(BS日テレ)にて見事に優勝を勝ち取った。23歳でのプロデビューと遅咲きだが、大きな欠点がなく完成度が高いプレイヤーだ。

『FRIDAY』2022年3月25日号より
PHOTO:アフロ 産経新聞社