朝ドラ『カムカム』…なぜか優香が話題を牽引する「納得の背景」
現在放送中のNHK朝ドラ『カムカムエヴリバディ』。俳優の青木崇高(42)が、ほんのわずかな出演で驚くほどの話題をさらっている。
青木がドラマ内で登場したのは3月3日の1話だけ。それも時間にすれば数秒と、まさに一瞬だ。主人公・ひなた(川栄李奈)が働く条映映画村が『妖怪七変化』という映画を作ることになり、主人公の敵役を選ぶオーディションがおこなわれた。ひなたの恋人・五十嵐文四郎(本郷奏多)もオーディションを受けるのだが、落選。そして映画が完成し、上映される。敵役は誰に……?というシーンで、カッと目を見開いて現れたのが青木だったのだ。
……と、青木の登場はこれだけだ。しかしながらネット上は「サプライズ登場!」「五十嵐が負けるのも致し方なし」など大盛り上がり。青木のオーラの強さを見せつけた形となった。
青木といえば、もともとその演技力の高さは誰もが認めるところだったが、2016年に人気タレントの優香(41)と結婚すると、実力に知名度も追いついてくるようになる。その後は映画『るろうに剣心 最終章 The Final』(21年)やドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(16年/フジテレビ系)などの話題作に次々と出演、大ヒットに導いてきた。今年はNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』でキーパーソンとなる木曾義仲を演じるなど、押しも押されもせぬ名バイプレーヤーとして完全定着している。
秘めたる才能を「見抜く力」
そこで逆に注目を集めたのが、妻・優香の“人を見る目”だ。優香といえば10代の頃から恋多き女性。そのお相手の中には若かりし頃の岡田准一(41)や妻夫木聡(41)などもいることで知られる。その後、2人は演技の才能を開花させ、今や誰もが知る日本を代表する俳優へと成長した。そして、現在の夫である青木崇高のブレイクへと続く。どうやら優香は、「秘めたる才能を持つ男」に惹かれる傾向があるのだろう。
実はこの傾向を持つ女性がもう一人いる。それは、自身もトップ女優として活躍する戸田恵梨香(33)だ。やはり恋多き女性として有名な彼女。付き合った男性たちはその後、軒並み大ブレイクを果たしているのだ。たとえば松山ケンイチ(37)、今や司会として引っ張りだこの関ジャニ∞・村上信五(40)、さらには綾野剛(40)や成田凌(28)など。とにかく、これから伸びそうな男性を見つける嗅覚が抜群なのだ。
芸能事情に詳しい週刊誌記者は次のように語っている。
「そのため若手俳優たちは、戸田恵梨香に目をつけてもらえないかと密かに期待する人も少なくありませんでした。が、彼女は昨年、俳優の松坂桃李(33)と結婚してしまった。
これまで戸田は、自身の交際を特に隠そうとはしなかった。それゆえ週刊誌にデートシーンを撮られることが多く、結果的にそれが相手男性の知名度を押し上げることになっていました。もちろん、もともと才能のある人たちでしたが、戸田とのスクープがダメ押しの一手になっていた感はあります」
ドラマ内で戸田の夫役を務めた松下洸平(35)も、やはり完全無名なところから大ブレイクを果たしている。今後は交際は不可能だろうから、役のうえで戸田と付き合うことを目指すしかない…?
- 撮影:原 一平
- 取材・文:奈々子
愛媛県出身。放送局勤務を経てフリーライターに。タレントのインタビュー、流行事象の分析記事を専門としており、連ドラ、話題の邦画のチェックは欠かさない。雑誌業界では有名な美人ライター