神田沙也加さん＆前山剛久 果たされなかった「1月11日結婚」

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婚姻届の提出に必要な書類の準備や、届け出への協力に御礼の言葉を述べたうえで、その手紙の末尾には結婚への強い意志と、彼を支えるという決意が記されていた。

差出人は神田沙也加。昨年12月初旬のことである。

受け取ったのは俳優・前山剛久（31）の実母。必要な書類は、前山と沙也加さんが新生活を始めるための手続きに使う――はずだった。この約2週間後、沙也加さんは35年の生涯を閉じた。

沙也加さんの死の5日後に発売された『週刊文春』は沙也加さんが残したとされる「遺書」の中身を公開。同誌は次の号で「神田沙也加　恋人の罵倒音声」という記事を掲載して、「恋人の暴言を苦に沙也加さんは自死した」と示唆した。

だが、前山の知人は「剛久から聞いた話と食い違う」と言うのだ。

「『遺書』は剛久宛てだったと記事に書かれていましたが、誰も実物を見ていないのです。警察もです。剛久が暴言を吐いたのは12月16日の朝。この日、彼はボイストレーニングを受けてから、『マイ・フェア・レディ』札幌公演のため北海道へ発つはずが、沙也加さんが彼のキャリーバッグを抱えて離さず、家から出られなくなってしまった。

当時、二人は同棲用のマンションを探していたのですが、彼女の了承を得て契約したはずの物件が気に入らず、『いますぐ不動産屋に電話して解約して』と要求されて、口論になったそうです。ただ……その後、二人は仲直りしているはずなんですよ」

本誌はこの12月16日から、沙也加さんが亡くなる18日までのLINEのやり取りを入手。「罵倒音声」が録音された日の夜、札幌入りした二人のトークを見ると、沙也加さんはトラブルを起こしたことを詫び、そんな彼女を前山が優しくフォローしていた。

「沙也加さんに告白されて二人は付き合い始めたのですが、そのころから二人は何度も衝突していました。剛久の元カノの存在がネットで叩かれていましたけど、実は沙也加さんにも恋人がいたのです。後から知らされた剛久はショックを受けていました。それでも剛久は本気だったから、すぐに自宅マンションの売却手続きに入り、沙也加さんと暮らす物件を探し始めました。

芝浦に代官山、勝どき……契約寸前で沙也加さんからNGが出たり、住み始めてから『解約してほしい』と言われたり、何度も物件選びで大ゲンカしましたが、二人は乗り越えてきた。お互いの結婚したい気持ちは本物だったからです。今回も乗り越えられると剛久は思っていたはずです」（前山の知人）

前山は12月1日に婚約指輪を購入。二人で婚姻届の署名・捺印を済ませ、沙也加さんと前山の家族や親族に結婚の挨拶をしていた。

前述の通り、冒頭で紹介したのは、沙也加さんが前山の母に宛てた手紙だ。そこには、発声障害に悩んで前山に八つ当たりしてしまったことへの謝罪、前山への愛と彼の家族への感謝、そして彼女が夢見ている未来について綴られていた。

「剛久は12月21日にプロポーズディナーを予約していました。入籍する日も決めていて、新婚生活を始める日取りも決めていたのに……」（前山の親族）

沙也加さんと前山、彼の家族は結婚に向けてどんなやりとりをしていたのか？　なぜ12月21日に前山はプロポーズしようとしたのか？　本日発売のフライデーでは、その詳細を報じている。

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『FRIDAY』2022年4月1・8日号より