プーチン痛烈批判のロシア人モデル「失踪後の戦慄の末路」 | FRIDAYデジタル

プーチン痛烈批判のロシア人モデル「失踪後の戦慄の末路」

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プーチン大統領批判をしたベドラーさん(本人のSNSより)
プーチン大統領批判をしたベドラーさん(本人のSNSより)

〈おこなったことは正しいと信じているが、自分の安全については心配で仕方がない〉

番組放送中に「NO WAR」と書かれた紙を掲げ、ロシアのウクライナ侵攻を批判した、同国政府系テレビ『第一チャンネル』のマリーナ・オフシャンニコワさん(43)。3月16日に米メディア『CNN』の取材を受け、こう不安を口にした。

モスクワの裁判所は、無許可の反戦デモ参加をSNSで呼びかけたとして、オフシャンニコワさんに3万ルーブル(約3万円)の罰金の支払いを命令。3月4日に成立したばかりの偽情報を取り締まる情報統制法にも問われており、最大で懲役15年の厳罰を受ける可能性もある。

「ウクライナ侵攻に反発したのは、オフシャンニコワさんだけではありません。『第一チャンネル』では、人気キャスターやアナウンサーら6人が離職。独立系新聞『ノーバヤ・ガゼータ』は、オフシャンニコワさんの行動を英雄視し1面で取り上げています。

こうした動きに対し、ロシア政府は統制を強めている。各地で起きている反戦デモで、言論封殺を揶揄する白紙を掲げただけで多くの市民が警察に連行されているんです。人権団体『OVDインフォ』によると、ウクライナ侵攻後に拘束された人は1万5000人に達しています」(全国紙国際部記者)

SNSで非難直後に行方不明

反発する市民を拘束し言論統制を進めるプーチン大統領(画像:ロイター/アフロ)
反発する市民を拘束し言論統制を進めるプーチン大統領(画像:ロイター/アフロ)

3月15日には、衝撃の事実が明らかになった。米テレビ『FOXニュース』や英紙『ミラー』などによると、プーチン大統領を批判し続けたロシア人モデルが「戦慄の末路」を迎えたというのだーー。

「渦中の人物は、グレタ・ベドラーさん(23)です。ベドラーさんは、昨年1月に、自身のSNSでプーチン大統領を激烈に非難。『彼は自分でなんでもできると勘違いしている』『ロシアのためと思ってすることは必ず失敗する』『彼はサイコパスとしか思えない』などと」(ロシアに滞在経験のあるライター)

1ヵ月後、ベドラーさんは突然姿を消す。彼女が発見されたのは、1年後の今年3月15日。最後に生存が確認された場所から480kmも離れた東部リペツク州で、車のトランクに収納されたスーツケースから遺体となって見つかったのだ。

「加害者として逮捕されたのは、ベドラーさんと交際していたという同い年の男性です。おカネのトラブルで口論になり、首を絞め殺害してしまったと。事件とプーチン大統領批判は、関係ないと供述しているそうです。彼女が生きていると見せかけるために殺害後もなりすまして、しばらくベドラーさんのSNSから発信していたとか。

しかし、謎も多い。なぜ遠く離れた東部に遺体が放置され、1年間も見つからなかったのか。親族や友人は何をしていたのか。交際相手の証言は本当なのか……。反政府活動が活発になる中、プーチン大統領批判を繰り返したベドラーさんは見せしめにされたのではないか。そんな憶測さえあるんです」(同前)

プーチン大統領批判とベドラーさんの事件が、関連しているという証拠はない。ただ、彼女の死に不審な点が多いことは確かだろう。真相は闇の中だ。

プーチン大統領批判をしたベドラーさん(本人のSNSより)
プーチン大統領批判をしたベドラーさん(本人のSNSより)
プーチン大統領批判をしたベドラーさん(本人のSNSより)
プーチン大統領批判をしたベドラーさん(本人のSNSより)
  • 写真ロイター/アフロ

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