数千人を強制連行…子供たちを拉致する「想像したくないその目的」 | FRIDAYデジタル

数千人を強制連行…子供たちを拉致する「想像したくないその目的」

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ロシア国内では圧倒的な人気のあるプーチン大統領。ウクライナへの暴挙で国際社会では孤立しつつある(画像:AFP/アフロ)

〈第2次世界大戦中のナチスによる強制連行のような蛮行が、21世紀に起きている。一般市民がよその国へ連れ去られるとは、想像を絶する事態だ〉

ウクライナ南部マリウポリの市議会は、3月19日にSNSを通じてロシア軍の行動を非難する声明を発表した。ロシア軍は、1週間ほどの間に数千人のウクライナ人を強制的に連行。ロシア国内へ連れ去ったみられる。中には、子供も多数含まれているという。その数2000人以上ーー。

ロシア軍の攻撃が激化している。マリウポリでは住民約400人が避難した芸術劇場が爆撃され、食糧や水を断たれ市民30万人以上が孤立。南部コンスタンチノフカでは、燃料貯蔵施設を破壊するために極超音速ミサイル「キンジャル」が使用されたとされる。

「当初は数日で首都キエフを制圧できると想定していた軍事行動が遅々として進まず、プーチン大統領は相当焦っているようです。長引けば長引くほど、国際社会からの批判と圧力が高まりますからね。

今後は、ウクライナを屈服させるために手段を選ばないでしょう。使用した極超音速ミサイルには、核弾頭を搭載できます。『我々には核兵器を使う準備ができている』という、ロシア側のメッセージでもあるんです」(全国紙国際部記者)

関与が疑われる非人道的部隊

前述のとおりマリウポリなど複数の街で、ロシア軍によるウクライナ人の強制連行が起きているようだ。米誌『ニューヨーク・タイムズ』によると、捕まった住民は携帯電話や所持品を調べられパスポートを持たないままロシア国内へ。マリウポリから100km以上離れた、タガンログという街に移送されているという。

「タガンログには、第2次世界大戦後に敵対した外国人のための収容所がありました。多数の日本兵も抑留されています。食糧や衣服も満足に与えられず、昼夜問わない過酷な労働で多くの人々が亡くなったそうです。タガンログに送られたウクライナ人も、強制労働に駆り出されるのではという懸念の声が上がっています。そもそも民間人を拉致すること自体、国際人道法違反の重大な犯罪です」(同前)

強制連行への加担が疑われるのが、ロシアに属するチェチェン共和国の部隊だ。同国のカディロフ首長は、3月14日にSNSで〈ロシア軍とともにキエフ近くの飛行場にいる〉と発信。彼の私兵約2万人は「カディロフツィ」と呼ばれ、世界中で恐れられている。

「プーチン大統領の意向に忠実に従い、任務遂行のためなら非人道的な行為も厭わない兵士たちです。拉致、拷問、殺戮と手段を選びません。過去3回実行されたとされる、ウクライナのゼレンスキー大統領暗殺計画にも関わっていたと言われます。

ターゲットになるのは、政府要人ばかりではない。彼らには、幼い子供たちを連れ去っている疑惑があるんです。米誌『ニューズ・ウィーク』によれば、ウクライナ当局は『カディロフツィ』兵士がカディロフ首長へ次のように報告する動画を入手したとか。〈首長の指示どおり孤児院への潜入に成功しました〉〈残念ながら内部には泣き叫ぶ看護師がいるだけで、子供はいませんでした〉と」(別の全国紙記者)

カディロフ首長は子供たちを連行し、どうしようと考えているのだろうか。

「子供たちに、重労働はできません。おそらく、幼いうちから徹底的にカディロフ首長礼賛の教育を施し、洗脳しようとしているのでしょう。『カディロフツィ』の忠実な兵士に育て、自分の手足として使うつもりなのだと思います」(同前)

ロシア国防省も、ウクライナ人の連行を認知。あくまで〈ウクライナ国民を救うための包括的支援措置の一環〉としている。

  • 写真AFP/アフロ

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