祝開幕!プロ球団番記者たちが明かす「絶対書けないぼやきと期待」 | FRIDAYデジタル

祝開幕!プロ球団番記者たちが明かす「絶対書けないぼやきと期待」

  • Facebook シェアボタン
  • Twitter シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン
オフから話題を独占する新庄新監督

球春到来! 新監督が3人誕生、9回打ち切りから延長12回制に戻り、外国人助っ人の多くが開幕から参戦できるなど、昨年とは戦い方がガラリと様子が変わる2022年のペナントレース。順位予想と戦力分析は専門家に任せて、本誌はセパ6球団の番記者たちの裏話をお届けする。

《スワローズ番記者》

「高津臣吾監督(53)は優秀な投手コーチでもあって、たとえば『もう一つ球種を増やせ』とか『アウトローへのコントロールをつけろ』と、明確な課題を与えて二軍に落とすんです。で、それをクリアした者が一軍で活躍する、という形になっています。

投手陣で面白いのは大下(佑馬・29)。去年の途中から現役時代の高津投手のようにヒジを下げたサイドスローに転向し、今年のキャンプでは高津監督がシンカーを教えたんですが、それを13日のソフトバンクとのオープン戦で初めて投げて今宮健太(30)から三振を奪ってましたからね。

それと梅野(雄吾・23)。1年目からリリーフで使われて期待されていたものの伸び悩んでいたのが、今年は高津監督が「先発で使う」と言っていて、実際、楽天相手のオープン戦で先発し、3回をノーヒットに抑えていました。昨オフ、ヤクルトはほとんど補強しなかったので、高津チルドレンがどんどん出てこないと連覇は厳しいですね。

高津チルドレンといえば『奥さんの板野友美のことは書くな』と監督が釘を刺している高橋奎二(24)。高津監督は結婚の保証人にもなっているほど可愛がってて期待してるので、高橋本人より有名なアイドルだった嫁中心に語られることへの拒否反応が強いんでしょうね。いつ嫁さんネタが解禁になるかも注目です(笑)」

《トラ番記者》

「不安点ばかり目につきますよ。まず、矢野燿大監督(53)はストッパーをケラー(28)に任せる予定ですが、アメリカ時代のデータでは四球が多いんです。昨シーズンは33回1/3を投げて四球22個、三振36個、防御率6.48ですから。入団会見で「ミスターKKと呼んでくれ」とかなんとか言ってましたけど、球団OBは「ミスターBBちゃうか」と苦笑してました。ケラー劇場……恐怖しかない。

ところで、矢野監督の今年限りでの退任発表の影響ですが、いいほうに作用するとは思えませんね。選手が退任をイジったTシャツを着たり、予祝だと言って糸井嘉男(40)と西勇輝(31)が監督を胴上げしたり、それを矢野本人が「嬉しい」と言ったり……チームのムードが明るくなった、と見る向きもあるけど、僕に言わせたらユルユルで緊張感の欠片もない。

監督を男にしたる、という雰囲気ではない。日ハムの新庄剛志監督(50)が真面目に見えますから。成績に関係なくシーズン中から監督人事が進行するわけで、阪神担当は忙しいですよ。シーズンが始まって負けが込んでいってしまった場合、普通なら“休養”ってカードを切って逃げる訳ですが、既に監督本人が、今年で辞める、と言ってるわけですから、それはできない。どないするんでしょうね?」

《DeNA番記者》

「ある日のDeNAのブルペンでの光景を見て心配になりました。ピッチャーが3人やってきたのに、キャッチャーが1人しかいない。おいおい、と思ってたら、何と2人のピッチャーは2、30分、待ちぼうけで……効率のいい練習、とは真逆のダラダラした空気が漂うブルペン。左腕王国とか言われていますが、エースの今永昇太(28)が離脱してて開幕絶望って話なんだから、甘くないですよ。ただ、野手の方は、石井琢朗コーチ(51)が入って変わりました。一人一人に、次の塁を狙う、という意識を感じるようになりました。

去年、番長(三浦大輔氏)が監督になって、足を使った攻撃をしたいと言い出したんですが、そういう野球を教えられるコーチがいなかった。どうでもいいところで盗塁して失敗、みたいなことを繰り返してね。で、結局、ラミレス時代のようなホームランを狙う野球に戻ってしまった。

それが、石井コーチの加入で、相手のちょっとしたミスを突いて次の塁を狙う意識が浸透してきた。走る野球ができてオープン戦は3位。2年目の牧秀悟(23)なんかに話を聞くと『石井コーチが……と言ったんで』とか、選手から石井コーチの名前がよく出てきて、リスペクトされてるな、と思います。ちなみに新加入の大田泰示(31)は守るとしたらセンターですけど、このチームの外野は固まってるんでね。何で獲ったの、という感じ。オースティン(30)らがケガから復帰したら……右の代打か守備固め要員で残れるか、って感じですね」

首脳陣が率先してトンボかけ。「2年でプロ野球を変える」と豪語する新庄新監督

《ロッテ番記者》

「ルーキーの松川虎生(18)、いいですよ。高校を出たばかりなのに、どっしりとしていて落ち着きがあってキャッチングも上手い。石川歩(33)が絶賛してました。そもそも彼の一軍スタートの理由はプロのレベルを体感して欲しい、という“お試し”だったのが、現場で『使えるじゃん。バッティングもいいし』と、ドンドン評価が上がっていったんです。

それと、今のロッテには彼にチャンスが与えられる“背景”があるんです。というのも、井口資仁監督(47)はあまり田村龍弘(27)が好きじゃないらしいんですよ(笑)。前任の伊東勤(59)カラーが強いのと、プロパーの福浦和也派だってことが理由らしいんですが……。だからドラフトでどんどんキャッチャーを獲っていて、それが今年は松川だった」

《楽天番記者》

「チームの雰囲気が心配です。象徴的だったのが3月11日の試合でした。東北のチームですからね。ファンも、スポーツマスコミも、この日の主役として期待したのは被災地出身の銀次(34)でした。

ところがスタメンに彼の名前はなく、ファーストは鈴木大地(32)。6回裏、相手投手が右で左の銀次を代打で出す絶好の場面で石井一久監督(48)が送り出したのは右打者の炭谷銀仁朗(34)でした。銀次は8回の守りから起用されたんですが、7番に入れられてしまった。8回は3者凡退。9回、ツーアウトの場面でネクストバッターズサークルにいた銀次の目の前で内野ゴロ、ゲームセットとなりました。銀次はそのとき、ネクストの中で3回、素振りしていましたよ。ゲームセットになった後ですよ。悔しかったんでしょう。我々も悔しかった。

この試合では炭谷でしたけど、GMでもある石井監督は、自分が獲ってきた選手を優先的に使う傾向があるんです。石井監督は現役時代から“宇宙人”と言われてましたから空気を読むつもりは一切ないのかもしれませんが……。ちなみに石井監督を批判する声は聞こえてきません。首脳陣を批判すればどうなるか。モノ言うリーダーだった嶋基宏(37)がチームを追われた姿を皆、見ているからかもしれません」

《西武番記者》

「ドラフト1位ルーキーの隅田知一郎(22)は、他球団のスコアラーが『評判通りの実力』と言っていて評判が良かったですね。まだ未完成だけど、それを“伸びしろしか感じられない”と思えるピッチャーです。そんなことより、気になるのはピッチングフォームを変えた髙橋光成(25)ですよ。オリックスの山本由伸(23)以降、流行ってきた感のある省エネフォームの類で、よく言えば“ハイブリッド系”ってことでしょうけど、要はダイナミックなフォームを小さくしたわけです。

キャンプの時点では他球団のスコアラーから『こんなんじゃ、とてもじゃないけど通用しない。戻さざるを得ないんじゃない』などと言われていました。現時点では、そこそこ抑えてます。もともと身体が強い選手だからシックリきたのかな、とは思うんですが、シーズンが始まったらどうなるのか、要注目です」

昨季はセパとも前年最下位のチームが優勝した。今季はどんなドラマが待っているか?!

Photo Gallery2

Photo Selection

あなたへのおすすめ記事を写真から

関連記事