無期懲役 ロレックス返すふりで「男が父子メッタ刺し」ヤバい動機 | FRIDAYデジタル

無期懲役 ロレックス返すふりで「男が父子メッタ刺し」ヤバい動機

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父子を死傷させた内藤容疑者。自身の遊興のために犯行におよんだ

「犯行にいたった経緯は、自己中心的で身勝手だ。酌量の余地は、まったくない」

裁判長は、こう男の行動を批判。被告は黙って判決を聞いていた――。

3月23日、千葉地裁で行われた裁判員裁判で、岡部豪裁判長は市原市に住む内藤昌弘被告(42)に無期懲役の判決を下した。内藤被告は21年4月、同市に住んでいた親戚の武藤良博さん(当時74)を殺害。武藤さんの長男(同42)に全治1ヵ月の重傷を負わせ金品を奪おうとし、強盗殺人や強盗殺人未遂などの罪に問われていた。

「武藤さんは内藤被告の叔母の夫で、長男はいとこです。弁護側は『綿密な計画性はなく、犯行は偶発的』と強調。逮捕当初、内藤被告は『(父子への危害は)正当防衛』と罪を認めていませんでした」(全国紙司法担当記者)

「カネを持っていそう」

だが事件の経緯を振り返れば、犯行が「偶発的」なものでなく、「正当防衛」という主張が通らないのは明白だろう。

「内藤被告は、もともと配管工として千葉県内の会社に勤めていました。しかし仕事熱心でなく、21年1月を最後に退職。博打や遊ぶためにカネを浪費し、多額の借金を抱えていたそうです」(全国紙社会部記者)

亡くなった武藤さんは内藤被告の借金や退職については知らなかったが、親身になって相談に乗っていたようだ。

「検察側の主張によると、内藤被告は武藤さんが金のネックレスや高級腕時計ロレックスを所持しているのを知り『カネを持っているはず』と考えたそうです。内藤さんには、次のような相談を持ち掛けたとか。『ロレックスを貸してもらえませんか。質入れしておカネを借ります。メドがついたらロレックスを取り戻し、お返しします』と」(同前)

だが、内藤被告に質入れ品を取り戻すという考えなどなかった。

「カネに困った内藤被告は、さらに金品を奪うために犯行を思いついたようです。ロレックスを返すふりをし、空の段ボール箱を持って武藤さんの自宅を訪問。武藤さんが段ボールをのぞき込んだ際に、包丁で胸を刺したんです。止めに入った長男の胸も刺し、殺害しようとしたとか。

庭に逃げた長男が110番通報して、警察官が急行。武藤さんは病院に搬送されましたが、スグに死亡が確認されました。内藤被告は車で現場から逃走し、その日のうちに身柄を確保されています」(同前)

借金を重ね生活に行き詰まり、相談に乗ってくれた親族を殺害。検察側は、借金や退職を打ち明けられず、体面を守るため人の命を奪った自己中心的な犯行と断罪した。武藤さんが持っていたロレックスは、ブランド趣味の一環として購入したのではなく、定年した際に仕事仲間から贈られたモノだったという……。3月23日の判決で、岡部裁判長は内藤被告をこう非難した。

「生活に困窮した被告のために、退職記念でもらった大切な高級腕時計を叔父は貸し与えた……。恩を仇で返す身勝手な行為だ」

内藤被告は最終意見陳述で、「この先の人生すべてをかけて償いたい」と述べている。

  • 撮影蓮尾真司

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