福原愛「泣き虫愛ちゃん」が不倫騒動メディア対応で見せたウラの顔
“愛ちゃん”の周辺がまた騒がしくなっている。
夫・江宏潔との離婚騒動が勃発したのが昨年3月のこと。『週刊文春』(3月11日号)で福原が夫のモラハラにあっていて離婚に踏み切ろうとしていることが報じられたが、同時期に『女性セブン』(3月18日号)は福原の不倫疑惑を報じ、事態は混沌としてくる。
その後、福原は『セブン』の独占インタビューに応じ不倫を完全否定。たしかに人気者ではあったが、芸能人でもない、引退したアスリートの離婚・不倫騒動について、関連記事が続出したのにはちょっと驚きだが、それだけ福原に対する注目度の高いということだろう。
不倫疑惑が出たことで、福原は何かしらダメージを受けると思われたが、特に目立ったものはないまま、昨年夏には江との離婚が成立した。
「福原はその後、都内にある家を売却し新しくマンションを購入しました。広さは300平方メートルもある超高級マンションで、購入価格は3億円をくだらないだろうと言われています」(女性誌記者)
心機一転、新生活をスタートさせたのだった。
そして昨年12月、不倫疑惑を報じられた大手商社に勤める男性Aさんとのラブラブデートを『NEWSポストセブン』がキャッチ。ふたりの関係は真剣交際に発展していて再婚の可能性もあるということだった。
記事によればAさんは昨年の11月に「離婚が成立した」と福原に報告し、そこから本格的に交際が始まったのだという。そして、同時期に発売された『週刊文春』では福原が新居でAさんと同棲生活を送っていると報じた。
それから3か月。『週刊文春』(3月24日号)の目次に躍った
《不倫男の前妻が告白 「福原愛の嘘と恐喝事件》
というなんとも刺激的なタイトルに目が奪われた。Aさんの前妻・B子さんが「インターネットの記事は事実と異なる」と、記事の訂正をめぐる福原とのやり取りがあったことを『文春』に告白したのだった。
昨年3月の不倫疑惑報道では、横浜デートの後に福原とAさんはホテルに1泊したところを捉えられているが、福原は「部屋を2つ取っていた」と、不倫を完全否定。
しかしB子さんが『文春』に語ったところによると、その後も関係は続いていたという。
「“横浜デート”報道の後、AさんとB子さんの間に大きな溝ができたといいます。それでも“福原さんとはもう連絡を取っていないし、今後も取らない”と言うAさんの言葉を信じやり直そうとしたそうです。
ところが昨年の8月中旬に福原からAさん届いた“ラブレター”やAさんが福原に送ったと思われる宅配便の送り状を発見。そこに書かれていた電話番号に電話すると福原が出て、Aさんとの関係を問い詰めましたが、福原から明確な答えは得られなかったようです。そのためAさんに対する不信感がより強くなったということです」(女性誌記者)
これを機にAさんとB子さんは別居することになり、それから約3か月後の11月初旬に離婚が成立したという。B子さんにしてみたら、福原とAさんの交際が始まった時期がAさんの離婚後というのはありえないということだろう。
そのため福原に直接電話して、自分が取材を受けて記事を訂正したいと訴えたが福原に諫められ、逆にお金で解決を図ることを提案されたという。
「その後のやり取りの中で、B子さんが提示した金額をめぐって福原が警察に相談したことから“恐喝”が疑われたのですが、B子さんが警察に出向いて事情を説明し事なきを得ています。そんなことをする福原に堪忍袋の緒が切れたのか『文春』にすべてぶちまける気になったんでしょう」(前出・女性誌記者)
記事の訂正を望んでいたB子さんだが、違う形であっても事実を明らかにすることができたわけだから、これで一件落着となるのかと思ったら、騒動は違うステージに移っていた。
「今現在、双方とも代理人弁護士を立てていますが、B子さんの行為が恐喝にあたるのかどうかで福原サイドは刑事告訴を検討、B子さんサイドは名誉棄損で争う姿勢だ、とのことです」(スポーツ紙記者)
騒動は泥沼化しそうな気配だ。
それにしても驚かされたのは、『文春』の記事で明らかになった福原の“マスコミ対応”。『ポストセブン』の記事が出る直前に直撃していた『文春』に、記事掲載の延期と写真の撮り直しを依頼していた…というのだ。
「写真を撮られたタレントの事務所が週刊誌サイドと交渉することはよくあることだが、タレント個人で直接交渉にあたることはまずない。まだ若い彼女が週刊誌と直接やり取りするとはなかなかのものです。
台湾でも仕事関係では福原さん自ら対応していたといいますから、慣れているんでしょうね。それにマネージャーとかではなく直接本人に頼み込まれると、メディア側の対応も変わる可能性がありますからね。いままで見せてきた『愛らしい女性』とは違う、メディア戦略も自分で考えるいわばウラの顔が見えた形です」(前出・女性誌記者)
もちろん『文春』が懐柔されるはずもないのだが、そうした福原のパワーも影響しているのかどうか、福原に好意的な記事を載せているメディアは多い。“略奪愛報道”に巧みな“マスコミ戦略”。気が付けば“泣き虫愛ちゃん”は“魔性の女”に変貌していたようだ。
取材:文:佐々木博之(芸能ジャーナリスト)
宮城県仙台市出身。31歳の時にFRIDAYの取材記者になる。FRIDAY時代には数々のスクープを報じ、その後も週刊誌を中心に活躍。現在はコメンテーターとしてもテレビやラジオに出演中
写真:築田純/アフロスポーツ