木下優樹菜　写真集発売に記者会見でも「一般人」強調の違和感

《芸能リポーター・石川敏男の芸能界”あの出来事のウラ側は……”》

元タレントの木下優樹菜さんが、写真集『correct』を発売することになり記者会見を開いた。スポーツ紙にも大きく取り上げられ、ワイドショーも時間を割いて報じた。

胸元が大きく開いた黒い衣装、超ミニスカートで登場。

「いろいろお騒がせしてすいません。今日はよろしくお願いします」

と、挨拶した。木下さんの口からは

「一般人」
「素人」

などという言葉が度々聞かれたが、この人が元タレントなのだろうか。どう見ても「今もタレント」じゃないのかな。なぜかしっくりこない。イベントの司会者からは

「今日は、写真集のこと以外の質問は受けません」

と、過去については触れるなという“お達し”が出た。本人も“元タレント”を意識していて

「以前のようなバラエティ番組出たりというようなことは考えてはいないです」

と言ったが、行っていることは明らかに芸能人だ。だからマスコミが集まる。

元々、彼女が芸能界を辞めるきっかけになったのは、実姉が務めていたタピオカ店とのトラブル。’19年10月だった。

開店当時、姉の店として大々的に宣伝していたのは優樹菜さんだった。それが一転、姉の給料の支払いをめぐるトラブルに。ファンに向かって「二度と行かないで」と約530万人のフォロワーがいたSNSにメッセージを投稿したり、店側には

「弁護士立てて法的処理、いくらでもできるからこれからの出方次第でこっちも事務所総出でやりますからね」

とタピオカ店オーナーとの脅迫のようなやり取りなども表ざたになった。

11月には所属事務所が優樹菜さんの芸能界活動自粛を発表。そして、お笑い芸人藤本敏史さんと9年間の結婚生活だったが離婚が成立した。ある芸能関係者によると

「藤本さんは報道されたような一連の優樹菜さんの浮気疑惑については知らなかったようですが、周囲に言われて初めて知った。噂されていたサッカー元日本代表やグループで活躍する歌手の名前も事務所は把握していたようで、藤本さんに伝えたそうです。

でも、彼は子供のことがあるので離婚したくなかったようですよ。しかし、彼が聞かされたものは想像以上だったので、ショックだったようですね」

と活動自粛、離婚までの裏側を打ち明けてくれた。

だが翌年には、

「自分にできることからコツコツと、私らしくやっていきたい」

と芸能活動を再開。しかし、その5日後には、所属事務所からマネージメント契約解除が言い渡される。別の芸能プロ関係者は

「事務所にとっては“こちらの言うことをちゃんと聞く耳を持たない。注意をしても話にならない”とボヤいていた。その辺が契約解除の理由ですね」

と言っていた。10月には、タピオカ店から損害賠償裁判を起こされたことで話題になったが、その問題に結論も出た。タピオカ店側は、損害賠償金1000万円を請求したが、判決は40万円。タピオカ店側は

「恐喝が認められたことで金額の問題じゃない」

と胸をなでおろしているようだ。判決直後、優樹菜さんは再びYouTubeチャンネルを開設した。

元フォロワーのファンに「もう一度、優樹菜組を立ち上げて」という熱い声に押し出されてだった。今ではフォロワーも約50万人を超えている。写真集も

「持ち込まれた話に、34歳の自分に何かできことはないかと思ってお願いしました。思い出作りです」

と。6歳年下のサッカー選手J2大宮アルディージャの三幸秀稔選手との交際は、今でも続いていて、記者から「再婚は？」と聞かれ

「再婚という形にとらわれず、ずっと一緒にいられたらなと思っているので、その時になって考えようかと。でも(再婚は)なくはないです」

と、堂々と答えた。

子供たちを巻き込んでの交際は、昨年の7月から続いている。それにしても、芸能マスコミを巻き込んでの写真集発売記者会見。ホントに“元タレント”なのかな。都合の悪いことに触れられたくないから“元”にしているとしか思えない。書いているオレも、そんな彼女に乗せられてるんだけどね…。