桝太一、久慈暁子、富川悠太…卒業する有名アナ「街角での」素顔
〈人事発令2022年4月1日付け 桝太一 3月31日をもって願いにより退職〉
こう書かれた発令書が日本テレビ局内にある各フロア掲示板に掲載されたのは、今年1月。日テレのエース・桝太一アナ(40)が、3月末をもって退社することが正式に発表されたのだ。
「発表の前日には、メインMCを務める『真相報道 バンキシャ!』(1月23日放送)で桝アナの卒業について触れています。4月から同志社大学ハリス理化学研究所の助教に転身し、サイエンスコミュニケーションという学問分野の研究に取り組むそうです。『バンキシャ!』には、引き続き出演することもあわせて発表されました」(日テレ社員)
桝アナは、東京大学大学院で農学生命科学を学んだ理系の秀才だ。学生時代は、自然を対象にするレポーターを志望していたというのは有名な話。以前から研究者への憧れを抱いていたという。ただ、テレビ局で働く人々の胸中は穏やかではない。
「新興メディアに押され、テレビ業界は苦戦が続いています。桝アナの退社で局員がザワついたのも、あらためて危機感を共有したからですよ。今後は、第2第3の桝アナが出てくるかもしれません」(同前)
エースが受けたショック

フジテレビのエースも、新たなスタートを切る。
久慈暁子アナ(27)が、4月いっぱいでフジを退社するのだ。スポーツ紙などを通じて、次のようなコメントを発表している。
〈気づけば27歳。何か新しいことにチャレンジしてみたいという気持ちが大きくなりました〉
久慈アナは、青山学院大学在学中から注目された存在だった。ファッション誌『non-no』のモデルとして活動。17年4月にフジに入社すると、1年目から『めざましテレビ』のスポーツキャスターに抜擢された。19年4月には『めざましどようび』のメインキャスターに史上最年少で就任し、名実ともにフジのエースに。しかし……。
「『めざましどようび』でメインキャスターになり、そのまま横滑りで『めざましテレビ』のメインになるかと思われました。久慈アナは、フリーになった加藤綾子アナを継ぐ看板として期待されていましたから。しかし昨年3月に明らかになったのは、予想外の人事です。メインキャスターには、久慈アナの1年後輩である井上清華アナが抜擢されました。
久慈アナにとっては、相当なショックだったでしょう。久慈アナから井上アナに、看板アナの系譜が移ったことを意味しますから。この人事が、退社の原因の1つになったと考える局員は多いんですよ」(フジ社員)
久慈アナはフジ退社後、学生時代に所属していた芸能事務所「イノセント」へ再所属する予定だ。今後はフリーアナとしてだけでなく、女優やモデルなど活躍の場を広げることだろう。








撮影:足立百合 島 颯太 西 圭介