元貴乃花親方　離婚早々に銀座で「壇蜜似」美女と深夜デート

全力士と世話人ら裏方が千賀ノ浦部屋に移籍。ガランとした旧貴乃花部屋（江東区）からボルボが出てきたのは、11月上旬のある夕方のことだった。

ハンドルを握るのは、いかにも元力士っぽい巨漢。向かったのは、銀座（中央区）の焼き鳥屋であった。助手席から人影が降りて、店内へ入っていく。ほどなくして、紳士二人を正面にまわし、熱弁をふるう元貴乃花親方(花田光司氏・46)の姿が窓越しに見えた。

引退後、元貴乃花親方は支援者まわりに注力しているというから、あるいは旧知のタニマチかもしれない。

2時間ほどで会はお開きとなり、元貴乃花ご一行は徒歩で近くのアジア風カラオケチェーンへ向かった。伝統ある部屋を独断で潰(つぶ)してしまったお詫(わ)びに、美声を聴かせるということか。

元貴乃花がカラオケ店から出てきたのは深夜0時半過ぎ。実に4時間ものオン・ステージである――と、本誌はすぐに異変に気づいた。タニマチと思(おぼ)しき紳士たちは姿を消し、代わりに壇蜜似のミニスカ美女が元貴乃花とエレベーターに同乗していたのだ。

店を出るなり、ペロッと舌を出すなど、なんだかゴキゲンな元貴乃花。異様だったのはこの後だ。元貴乃花がズンズン歩き始めると、件(くだん)の美女が彼の後を正確にトレースしながら、ついていったのだ。振り返ることなく、不自然なほど正面を見据えて歩く元貴乃花。ピタリ10mの間隔を開けて追走する美女。

人気(ひとけ)のない深夜の銀座で、その光景はなかなか目立っていた。道中、酔客に「貴乃花が女と歩いてる！」と冷やかされると、さすがに気にしたようで、美女とアイコンタクト。二人は時間差で近くの雑居ビルの中へ入って行った。

電撃引退、部屋消滅に続いて不倫――かと思いきや、さにあらず。この時点ですでに元貴乃花と景子さん(54)の婚姻は解消されていたからである。

二人が離婚早々、新しい人生を謳歌(おうか)する姿を本誌はすでに目撃していた。

たとえば景子さんは元夫が暮らす旧貴乃花部屋ではなく、五反田（品川区）の豪邸と自身が経営する会社が入る恵比寿（渋谷区）のマンションで度々、目撃されている。元夫が銀座で美女とデートする数日前にもイタリア車でこのマンションに現れ、スカートを穿(は)き替えてから、近くのしゃぶしゃぶ屋へ。途中、知人を見つけて手を振るなど、快活だった。

そして――長男の優一(23)も五反田の豪邸を拠点としている。移動に使っているのは件(くだん)のイタリア車とBMW。

父が銀座でデートした約1週間後、豪邸をBMWで出発した優一は代官山（渋谷区）でロングヘアの美女をピックアップすると、青山方面へ颯爽(さっそう)と走り去った。本誌が不倫ドライブデートをスクープした（9月14日号）あの美女のようだ。

靴職人を名乗っておきながら靴を作らず、度重なるクレームの末に所属事務所を解雇されるという、父譲りのトラブルメイカーぶりを発揮しているが、それでもモテるのがこの親子の特徴だ。

「今年10月、週刊文春のインタビューで景子さんは『主人の決断は百パーセント受け入れます』なんて語ってましたが、ホンネでは、我が道を行き過ぎる夫に愛想を尽かしていた。そして、夫婦の衝突を深めたのが優一の存在でした。そもそも、貴乃花は道を極めてもいないのに『職人』を名乗るのが気に入らない。景子さんと優一が芸能活動に注力するのも面白くなかった。優一が嫁である陣幕親方の娘との離婚トラブルを景子さんにしか報告していなかったことにも腹を立てていた。一方、そんな父がウザい優一は母としか話さなくなり、夫婦は夏前から冷戦状態にあった」（元貴乃花部屋関係者）

11月下旬、元貴乃花は都内の神社にいた。お守りを買ってから向かったのは東京大学だった。

「中卒で相撲しか知らない貴乃花は『東大で研究員をやりたい』と言っていましたから、資料でも貰いに行ったのかもしれませんね。離婚後は、吹っ切れたように見えた」（前出・関係者）

日本一有名な家族、花田家の面々はハナからてんでんばらばらだったのだ。