#ババババンビ 岸みゆ 「コロナ禍でデビューしたから今がある」 | FRIDAYデジタル

#ババババンビ 岸みゆ 「コロナ禍でデビューしたから今がある」

全国ツアーファイナルを終えたばかり。圧倒的熱量のライブで話題のアイドルに迫る。

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撮影:Takeo Dec./『FRIDAYサブスクリプション』より

コロナ禍でのデビューながら、異例の快進撃を続けるアイドルグループ『#ババババンビ』。

3月27日に、デビュー2周年記念全国ツアーのファイナル公演を大成功におさめ、10月には東京・中野サンプラザでワンマンライブを開催することが発表された。勢いを増す同グループの中心メンバーの岸みゆに、デビューまでの道のりや、自身が持つタフさの根源を聞いた。

コンプレックスを抱える人たちの希望に

「ハイ!#ババババンビ、赤色担当145cmの”岸みゆ”こと岸みゆです」

岸が自己紹介で自らの個性として述べるのが、145cmというその身長。今でこそ自身の強みだと言えるその小柄さは、過去には大きなコンプレックスだった。

「オシャレをしたくても服のサイズがなかったり、小学生の頃は背の低さを男の子にからかわれ、泣いて学校にいけない日もありました。

『背が低いなんて可愛くていいじゃん』みたいに言ってもらえることもあったんですけど、実際にそれで悩んでいる本人からしたら全然ポジティブには捉えられません。

一生こんな暗い気持ちを抱えて生きていくんだろうと思っていたのですが、アイドルのお仕事をするよういなってからは逆にそれが武器にできるかもと、いま初めて前向きになれています。

イベントに来てくれる私のファンの子は、他のメンバーのファンに比べて、背の高くない子が多いんです。『憧れて来ました』と言ってくれるとすごく嬉しいし、身長だけじゃなくて、様々なコンプレックスを抱えている人たちの希望に少しでもなれたら、と励みにしています」

彼女が芸能界入りしたキッカケは、2019年3月にネットにアップした”うどんをすする動画”だった。

「高校を卒業してすぐ、親友と遊びに行った先でたまたまうどんを食べたんです。それをノリで動画に撮って、TikTokに載せたらなぜかバズっちゃって。動画をいまの事務所の方が見つけて声をかけてくれました」

高校卒業後は美容系の専門学校でヘアメイクやネイル、エステなどのスキルを身につけるつもりだったが、入学して3日で退学することにした。

「専門学校を辞めるかどうかはたくさん迷いました。でも『芸能をやりたい』と思った時に、母が『自分が一番やりたいことをやりな』と言ってくれて、決断したんです。いつもは厳しい父もこの時は背中を押してくれました」

焼肉店でバイトしながら雑誌のプレゼントページでのモデルの仕事をするなど”下積み”を重ねていた2019年秋、事務所の担当者から「アイドルやってみない?」と誘いがかかる。

もともと歌うことが好きで、歌を仕事にできたらと思っていた岸は、二つ返事でOKした。以降、2020年3月のデビューライブに向け、レッスンを重ね、イベントホールなどでビラ配りをするという日々を送る。

「一枚一枚、直筆でメッセージを書いて、一度に100枚くらいは配っていました」

#ババババンビ結成のニュースで伝えられたキャッチフレーズは”顔面偏差値最強アイドル”。まだ見ぬファンやメディアの注目に応えるべく、レッスンに励んでいた岸たち。そんな彼女たちを予期せぬ事態が襲う。それはデビューライブまで一週間に迫り、最終調整のレッスンをしていた時に訪れた。

「デビューライブは他のアイドルの方たちも出演することになっていたので、『楽屋で他のアイドルさんに会ったらなんて挨拶する?』とか、『本番緊張するね』とか、レッスン後にメンバー同士でルンルンで話をしていたんです。そこに大人の人が何人か入ってきて、『え、なになに!?』と思っていたら、一枚の紙を渡されました」

書いてあったのは、”ライブ中止”の報せーー。ドッキリを疑うメンバーは周囲を見回すも、マネジャーたちの表情は一様に固く、まぎれもない事実だと察したのだった。

「みんな言葉がでなくて、ただ涙だけがポロポロとこぼれてきました」

中止のショックに加え、岸を襲った大きな不安。それはこのままデビューせずに活動自体が自然消滅してしまうのではないか、ということだった。

この時、岸はデビューに向け、焼肉店でのバイトも辞めていた。

「バイトも学校も辞めていて、これから何をして生きていこうか――」

そんな時も背中を押してくれたのは母親だった。

「お母さんもライブに招待していたので、中止はショックだっただろうけど、私にいつも寄り添って慰め続けてくれたんです」

さらに彼女を勇気付けたのは、ライブを楽しみにしてくれていたファンの人たちである。

「離れていってしまう人もいるかと思ったのですが、みんな『待ってるよ』と優しくて。ファンの人たちのそんな声にどれだけ救われたかわかりません」

デビューライブはいつ開催できるかわからない。レッスンもない。そんななか、メンバーたちは「自宅でできることをしよう」と、SNSでの発信を続けた。なかでも、岸が”ハマった”のが動画の生配信である。

「やれることも限られていたので、ほぼ毎日配信していました。深夜から早朝まで4時間くらい配信したことも。1000人を超える人が見に来てくれたこともありました」

地道なオンラインでの活動と、配信による無観客ライブを経て、悲願の有観客ライブが叶ったのは、2020年8月のことだった。

「ステージに立って、ファンのみなさんで埋まった客席を見たときの光景は忘れられません。配信ではカメラに向かってパフォーマンスしますが、(有観客では)見てくれていることをものすごく実感できる。自分たちのグッズやペンライトを身につけて応援してくれるファンの姿を見れることがこんなにありがたいことだなんてと感動しました」

そして現在、#ババババンビの勢いは全国に広がり続けている。

「全国ツアーには現地の人も遠征の人もいっぱい来てくれました。自分たちのライブを楽しみにしてくれる人たちが日本各地にいるだなんて信じられません。コロナでデビューライブが一度なくなったからこそ、こうして活動できていることのありがたみをすごく感じます。コロナは大きな壁ではありましたが、逆にいまとなってはそれがなければここまで来られなかっただろうな、とも思っています」

#ババババンビが掲げる目標は”武道館でのライブ開催”だ。岸にはそれともうひとつ、アイドルとして叶えたいことがあるという。

「私たちは、有観客でライブをしても、まだお客さんの声出しがNGだから”コール”を聞いたことが一度もないんです。ファンのみんなは拍手をしてくれたり、ペンライトを振ってくれたり、無言で振りを真似してくれたり。声を出せない分、様々な形で熱量を伝えてくれます。でも、やっぱりコールのなかで歌って踊ることはアイドルにとっては絶対的な憧れなんです」

会場いっぱいの”岸みゆコール”が響く頃、#ババババンビはいったいどれだけ大きな舞台に立っているのだろうか。

3月27日にKT Zepp Yokohamaにて開催された『#ババババンビ 全国道中膝栗毛ツアー 2021-2022』最終公演より

profile
岸みゆ(きし・みゆ)
2001年2月13日生まれ。
埼玉県出身。
2020年にデビューしたアイドルグループ『#ババババンビ』の赤色担当。
グループは現在、大阪まいしまシーサイドパークの人気イベント「ネモフィラ祭り 2022」のCMに出演中。
また、ドン・キホーテとのコラボグッズを同チェーン100店舗にて展開している。
4月16日には大阪阿倍野キューズモールスカイコートにて無料イベント実施。8月14日にはZeppなんば大阪にて、10月21日には東京・中野サンプラザにて、それぞれグループとして過去最大規模のライブを開催する。
最新情報はツイッター、インスタグラム(@miyu_kishi0123)まで。

『FRIDAYサブスクリプション』では
#ババババンビ 岸みゆ「50カット&ムービー」を公開中!
(掲載期間は2022年5月31日まで)

3月27日にKT Zepp Yokohamaにて開催された『#ババババンビ 全国道中膝栗毛ツアー 2021-2022』最終公演より
3月27日にKT Zepp Yokohamaにて開催された『#ババババンビ 全国道中膝栗毛ツアー 2021-2022』最終公演より
3月27日にKT Zepp Yokohamaにて開催された『#ババババンビ 全国道中膝栗毛ツアー 2021-2022』最終公演より
3月27日にKT Zepp Yokohamaにて開催された『#ババババンビ 全国道中膝栗毛ツアー 2021-2022』最終公演より
3月27日にKT Zepp Yokohamaにて開催された『#ババババンビ 全国道中膝栗毛ツアー 2021-2022』最終公演より

 

  • 撮影Takeo Dec.スタイリスト牧野香子ヘア&メイクYOSHi.T

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