健康不安説浮上のプーチンがヤケクソで発動する「人生最後の野望」 | FRIDAYデジタル

健康不安説浮上のプーチンがヤケクソで発動する「人生最後の野望」

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健康不安説が絶えないプーチン氏。以前に比べ顔がむくんだように見える(画像:ロイター/アフロ)

16年から20年の4年間で、甲状腺の専門医が大統領のもとを35回訪れ161日間ともに過ごしたーー。

これはロシアの独立系メディア『プロエクト』が入手した、ロシアのプーチン大統領(69)に関する記録だ。4月3日に発表された同メディアの報告によると、ロシア南部ソチにあるプーチン氏の大宮殿を訪問した医師の数は当初5人ほどだった。しかし19年からは耳鼻咽喉科の医師などが加わり、平均9人に増加。昨年9月に公の場に姿を現さなくなった時期には、甲状腺がんの手術を受けたのではないかと報じている。

ロシア情勢に詳しい、筑波学院大学の中村逸郎教授が語る。

「報道は、かなり信憑性が高いと思います。『プロエクト』は政権寄りでも批判一辺倒でもなく、冷静に事実を伝え調査報道に定評のあるメディアです。また医師の名前や肩書きまで、細かく明らかにしている。プーチン氏の甲状腺に、なんらかの異常があるのは間違いないでしょう」

中村氏によると、ここ最近プーチン氏の衰えが目立つという。最初に異変を感じたのは、12年11月に行われたロシア革命記念日のイベントでのことだ。中村氏が続ける。

「プーチン氏が、脚を引きずって登場したんです。原因は乗馬での落馬だとか。プーチン氏は乗馬だけでなく、柔道や水泳など身体を動かすことを好み体力には自信を持っていました。得意の乗馬で失敗したことは、プーチン氏にとって相当ショックだったでしょう。自身の衰えを実感したハズです」

焦燥と侵攻

この頃から、プーチン氏は徐々に先鋭化していった。落馬した翌13年には、軍事会社「ワグネル」の活動を本格化。14年にはクリミア半島を併合している。中村氏は、背景には「ますます深刻化するプーチン氏の健康不安が影響しているのでは」と考える。

「プーチン氏は6年ほど前から、自身の行動を制御できない病気を患っているといわれます。病状が悪化すれば、肉体や精神のバランス感覚を失ってしまう。正常な判断が、できなくなる可能性があるそうです。

プーチン氏は今年で70歳になります。男性の平均寿命が65歳ほどといわれるロシアでは、かなりの高齢です。最近は座っているばかりで、歩く姿があまり報じられなくなりました。心身両面の衰えが如実になり、プーチン氏は焦っていると思われます。今回ウクライナへの突然の侵攻も、プーチン氏の焦燥と無縁ではないでしょう」

プーチン氏は、昨年7月に発表した論文で次のように記している。

〈ウクライナは、国家として安定した伝統がない。ウクライナの真の主権は、ロシアとの同盟によってのみ実現できる〉

つまり、ウクライナには主権がなくロシアに併合されるべきと考えているのだ。視線の先にあるのは欧米を中心とした西側諸国。ウクライナをはじめ旧ソ連時代からの国土や権益をどんどん削りとり、ロシアを脅かしてきた許されざる「悪の諸国」と映るのだろう。中村氏が続ける。

「プーチン氏は、欧米に対して憎悪の念しかありません。最終的な目標は、西側諸国を倒し偉大なるロシアを復活させることです。自身の余命を悟ったプーチン氏は、ウクライナ侵攻を手始めに人生の賭けに出たのだと思います。積年の憎しみを晴らし、自分の身体が動くうちに西側諸国への復讐を果たそうと」

度重なる病気で、残された時間の短さを知った独裁的指導者ーー。野望を実現すべく、なりふり構わない行動に出ているのかもしれない。

  • 撮影ロイター/アフロ

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