久代、久慈、カトパン…「フジ卒業アナ」たちの魅力溢れる姿
フジテレビを卒業した久代萌美アナ(32)の、新しい所属先が決まった。
4月6日、吉本興業が久代アナとマネジメント契約を結んだと発表したのだ。メディア各社に送付された文書には、次のように記されている。
〈今後アナウンサー、タレントとしての久代萌美の活動をサポートして参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます〉
この文書には、吉本興業の意図が含まれているという。
「『タレント』という言葉を強調している点です。アナウンサーとしてだけでなく、今後は女優やモデルとしても、彼女をサポートするという考えの表れでしょう。まずは3月に開局した『BSよしもと』が、久代アナの主戦場になりそうです」(芸能プロダクション関係者)
久代アナは、フジ時代『さんまのお笑い向上委員会』や『ワイドナショー』のアシスタントMCを務め、将来のエースといわれた。だがフリーになっても、古巣への登場はハードルが高そうだ。
「退社した最大理由が、21年4月に『週刊文春』が報じ、多くのフジの女子アナが関わったとされる『ステマ報道』ですからね。久代アナが、週刊誌にリークしたとまで疑われたんです。報道の3ヵ月後、久代アナは突如ネットワーク局への異動を命じられました」(フジ社員)
予想外の人事
久代と同じく将来を嘱望された久慈暁子アナ(27)も、4月いっぱいでフジを退社する。
久慈アナは、青山学院大学在学中から注目された存在だった。ファッション誌『non-no』のモデルとして活動。17年4月にフジに入社すると、1年目から『めざましテレビ』のスポーツキャスターに抜擢された。19年4月には『めざましどようび』のメインキャスターに史上最年少で就任し、名実ともにフジのエースに。しかし……。
「『めざましどようび』でメインキャスターになり、そのまま横滑りで『めざましテレビ』のメインになるかと思われました。久慈アナは、フリーになった加藤綾子アナを継ぐ看板として期待されていましたから。しかし昨年3月に明らかになったのは、予想外の人事です。メインキャスターには、久慈アナの1年後輩である井上清華アナが抜擢されました。
久慈アナにとっては、相当なショックだったでしょう。久慈アナから井上アナに、看板アナの系譜が移ったことを意味しますから。この人事が、退社の原因の1つになったと考える局員は多いんですよ」(同前)
久慈アナは、学生時代に所属していた芸能事務所「イノセント」へ再所属する予定だ。
お相手の年商は2000億円
フリーアナウンサーの加藤綾子(36)は、13年間進行役を務めた『ホンマでっか!?TV』(フジ系、以下『ホンマ』)を4月に卒業する。背景には、カトパンの私生活が影響しているようだ。
「カトパンが結婚したのは、昨年6月です。お相手は、神奈川県を中心にスーパーや食肉店を運営する会社社長。年商は2000億円にのぼるとか。慶応大学を卒業し、趣味はゴルフというイケメンですよ。
ただカトパンがあまりにも多忙なため、なかなか夫婦でゆっくりできる時間がとれないそうです。まだ結婚1年未満の新婚夫婦。家庭も大事にしたいというカトパンの意向も、今回の『ホンマ』卒業に影響しているのではないでしょうか」(前出・芸能プロ関係者)
卒業するのは、『ホンマ』だけでないという噂もある。
「メインキャスターを務める、夕方の情報番組『Live News イット!』(日本テレビ系、以下『イット』)です。『イット』の視聴率は、2~3%と低迷しています。同じ夕方放送の情報番組で、トップは『news every.第三部』(日本テレビ系)は5%前後。2位の『Nスタ第2部』(TBS系)は4%弱。3位の『スーパーJチャンネル』(テレビ朝日系)が3%台前半になります。
カトパンはいつもニコニコし共演者を和ませていますが、仕事に対してはとてもマジメで真摯です。番組視の聴率が上向かないことに責任を感じ、降板を考えているのではないかと言われます」(日テレ社員)
今春、各々の門出を迎える元フジの女子アナ。才能と魅力溢れる彼女たちなら、新しいステージでもきっと活躍することだろう。
- 撮影:小川内孝行 島 颯太 西 圭介 原 一平