姉アリスの人気が急上昇!それでも広瀬すず安泰な「意外な背景」 | FRIDAYデジタル

姉アリスの人気が急上昇!それでも広瀬すず安泰な「意外な背景」

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東京・渋谷にいた広瀬姉妹。スタッフに軽く会釈をしたあと二人は肩を並べて階段を降りてきた。18年5月撮影
東京・渋谷にいた広瀬姉妹。スタッフに軽く会釈をしたあと二人は肩を並べて階段を降りてきた。18年5月撮影

広末涼子以来の逸材と、社会現象にもなった広瀬すず(23)ーー。

広瀬すずといえば、16歳のときドラマ『学校のカイダン』(15年/日本テレビ系)の主演に大抜擢。キュートな魅力と高い演技力で一躍ブレイクを果たすと、その後は次々と話題作に出演。数々の演技賞も受賞するなど、誰もがこのままスター街道を突っ走ると信じて疑わない存在だった。

ところがそのブレイクから7年。最近は連ドラへの主演もなく、名前を聞くのは人気急上昇中の姉・広瀬アリス(27)との比較話が増えてしまった。その背景が気になり、彼女をよく知る芸能記者や制作関係者たちに取材をおこなった。そこから見えてきた変化の理由は、大きく2つあった。

一つは、“方向性の迷い”だ。

「『学校の怪談』でブレイクするまでは、事務所は彼女の出演作を比較的慎重に選んでいる印象がありました。彼女は、その後公開された映画『海街diary』(15年)で多くの新人賞を受賞。またアニメ映画『バケモノの子』(15年)で声優も務めるなど、派手さより技術力を問われる作品が多かった。これらは皆、公開こそブレイク後ですが、出演自体はブレイク前に決まっていたものです。

しかしブレイク後は、ティーン向けの恋愛映画やドラマに出たかと思えば、ちょいちょい社会派作品に出たり、超大御所の役者や脚本家と組んだり。視聴者側も、広瀬すずをどういう女優として見ればいいのか分からず困惑したのではないでしょうか。これはある意味、彼女の想定外のブレイクぶりに舞い上がった事務所の戦略ミスだったと私は思っています」(芸能ライター)

「単なるアイドル女優じゃない」

同様の意見は、映画事情に詳しい編集者からも聞かれた。

「一人だけ母親が違う孤独な少女を好演した『海街diary』や、レイプシーンを熱演した映画『怒り』(16年)の広瀬すずは本当に素晴らしかった。単なるアイドル女優じゃない、と感じたものです。でもその後の彼女の演技となると、同じ人なんだろうかと思うほどわざとらしくなってしまったんです。

恋愛ものから青春もの、かと思えば硬派な作品やコメディなど何でもやらされれば、まだ演技力が固まっていない10代、ワケが分からなくなるのも当然だと思います。天才少女と言われてきた清原果耶(20)ですら、最近まではNHKと映画以外にはほとんどと言っていいほど出演しなかった。最初からアイドル女優向きの素材ならかまわないのですが、広瀬はそうではない。大事な時期にじっくり演技に取り組む機会があまりなかったのは、彼女にとって少し不運だったと思います」

一方でもう一つ聞こえてきた、気になる理由がある。それは彼女の真面目な性格が原因している、というものだ。

「広瀬すずはあの圧倒的なオーラと反して、実は慎重で堅実な性格。過去にインタビューでも『若いときにやっておけば良かったと後悔することがあるとしたら、もっと遊んでおけば良かったということだと思う』と答えているように、仕事第一。彼女の事務所は『恋愛も演技につながる』という考え方で、とくに所属タレントの恋愛を禁止しているわけではない。それでも広瀬は、夜遊びなどして顔がむくんだりしたら全ての人に迷惑をかける、そう考えたらどうしても守りに入ってしまうそうなんです。

かたや姉のアリスは、いい意味で奔放な性格で知られています。それが結果的に、感情値においても経験値においても彼女の幅を広げ、演技力の向上につながった印象がある。姉妹の逆転劇は、2人の性格の違いがもたらしたものと言えるかもしれません」(テレビ局スタッフ)

とはいえ広瀬すずはまだ23歳。自分の殻を破るとしたら、これからだ。そのときどんな女優になるのか、楽しみに待ちたいと思う。

  • 取材・文奈々子

    愛媛県出身。放送局勤務を経てフリーライターに。タレントのインタビュー、流行事象の分析記事を専門としており、連ドラ、話題の邦画のチェックは欠かさない。雑誌業界では有名な美人ライター

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