5年目の大谷翔平「開幕戦で見えた進化と課題」 | FRIDAYデジタル

5年目の大谷翔平「開幕戦で見えた進化と課題」

「1番・投手」で迎えた5年目のシーズン。初戦で見えた投打の変化とは

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自身メジャー初となる開幕投手で力投する大谷

“ショータイム”の新シーズンが幕を開けた。

日本時間4月8日、メジャーリーグの2022年シーズンが開幕。『エンゼルス』の大谷翔平(27)は、自身メジャー初となる「1番・開幕投手」を務めた。投球面では4回2/3を投げ、4安打1失点9奪三振で降板。打撃面では4打数無安打に終わった。

「初球から160㎞の直球で入ると、昨年最も打たれたバッターであるホセ・アルトゥーベ(31)相手に3三振を奪うなど力投。最終的に負け投手となりましたが、内容は決して悪くありませんでした。バッティングも8回に快音を響かせるなど見どころはあった。初戦としては上々の滑り出しではないでしょうか」(大手スポーツ紙記者)

昨年届かなかったベーブルース以来の投手10勝&打者10本塁打、さらにその先へ――。大谷翔平のメジャー5年目はどういったシーズンになるのか。開幕戦から見えた進化と課題について、スポーツライターの友成那智氏が語る。

「投球面については収穫の多い試合でした。成長を感じたのはカーブの使い方です。大谷は昨シーズン、全球種の中でカーブの割合はわずか4%。まったく投げない試合も珍しくありませんでした。しかしこの試合では約15%と多投。三振も獲るなど勝負球としても使えていた。スプリットの制球に苦しんでいた中で、切り替えてカーブを有効に使えていたのは投球の幅がさらに広がっている証拠です」

逆に課題も見えた。伝家の宝刀スプリットの制球難だ。

「開幕投手ということで大谷も緊張したのでしょう。フォームが固く、リリースポイントが不安定になったせいでスプリットが低めに決まらなかった。失点もスプリットを痛打されたものでした。昨年被打率0.75という勝負球が、まだ本調子でないことは気がかりですね。投球数も5回途中で80球と多かった。スプリットの調整が、今後の課題になるでしょう」

開幕戦では、大谷のバットから快音は聞こえなかったが、メジャートップのスイングスピードは今シーズンも健在だ

バッティング面では今オフにフォームを微修正した。大谷自身「スイングの軌道をコンパクトにした」と話しているように、ミートを重視したフォームで挑んだが、結果は0安打。それでも友成氏は、バッティング面は全く心配いらないと語る。

「新たなフォームになっても武器であるスイングスピードは健在で、8回にはあわやホームランかという大飛球を放ちました。バッティング面は問題ないと思いますよ。実際にオープン戦では25打席で3本塁打をマーク。約8.3打席に1本という数字を残しています。大谷は昨年およそ11.7打席に1本の割合でホームランを打っていましたから、調整は順調です。新フォームもなじんでいるようですし、このまま続けていれば、シーズン後半には再びホームラン王争いを演じているでしょう」

今季から先発投手が降板後もDHとして出場することができる新ルールが導入された。大谷が一番恩恵を受けることから通称「オオタニルール」と呼ばれている。この新ルールは開幕戦から早速使われたが、大谷自身、問題なく適応したようだ。

「開幕戦ということでチームは予定より早く継投に入りました。大谷自身、調子が良かっただけに降板後にスムーズにDHに気持ちを切り替えられるか気になりましたが、まったく問題なさそうでしたね。今後もこの新ルールは大きくプラスに働くと思います」(友成氏)

試合後の会見で「結果はよくなかったがバッティングの内容はよかったと思っているので、明日以降切り替えて頑張りたい」と語った大谷。昨年を超える飛躍のシーズンとなるか。

  • 写真Sipa USA/時事通信フォト

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