橋添穂 ゴルフ一家の末っ子が挑む「トッププロへの道」 | FRIDAYデジタル

橋添穂 ゴルフ一家の末っ子が挑む「トッププロへの道」

女子プロゴルファー プロゴルファーの父に師事し、3人の姉と切磋琢磨

  • Facebook シェアボタン
  • Twitter シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン
次姉の香さん(右)と、父の純司さんとの一枚。家族の会話の約6割はゴルフ関係だという

「いままではプロテストに合格するのが最大の目標でした。今年から初めて、一年を通してプロの舞台で戦えるのが本当に楽しみです!」

屈託のない笑顔でそう語るのは女子プロゴルファーの橋添穂(はしぞえみのり)(21)だ。身長は154㎝と小柄だが、ダイナミックなドライバーショットと安定感抜群のアイアン、グリーン周りのアプローチやパターまで総合力の高さが武器。昨年のプロテストでは全体5位で合格を勝ち取った。

今季から女子ツアー本格参戦を果たす橋添は、幼い頃からゴルフ漬けの生活を送ってきた。現在はシニアプロとして活動する父・純司さんの影響で3歳から競技をスタート。4姉妹の末っ子で、姉妹全員、プロを目指してきたゴルフ一家だ。

「産まれたときからゴルフが身近にありました。赤ちゃんの頃はオモチャ代わりにゴルフボールを握っていたそうです。子供の頃からプロになるのはとても自然な感じがしたんです。父には失礼かもしれませんが、プロになるのが無理とは一度も思ったことがありません(笑)」

ゴルフの基本はすべて父から教わった。口酸(くちす)っぱく言われたことは「リズムよく打つ」ことだという。

「小学校から高校まで週3日、父の開くジュニアスクールで汗を流しました。父が大事にしていたのが構えとリズム。この二つを大事にすることで、緊張する場面でも常に同じ打ち方ができるようになりました。いまでは姉妹全員が同じルーティーンをしています。

父から『プロになりなさい』と言われたことはありません。中学時代は友達に遊びに誘われることも増え、競技の成績は伸び悩みましたが、練習を強制されることもなかった。自由にやらせてくれたから、一度もゴルフを嫌いになることなく続けられたんだと思います」

子供の頃から姉妹4人で切磋琢磨してきた。長女の南さん(33)は単年登録でツアープロとして活躍。次女の香さん(28)は昨年のプロテストでしのぎを削った。三女の恵さん(25)は明治大学ゴルフ部で主将を務めた実力者だ。

「自分だけやらないと一人ぼっちになってしまう環境でした。私が一番負けず嫌いで、姉たちの記録はすべて超えてやるって思っていましたね。一番のライバルは次女の香ちゃん。いまでも毎日5時間以上、一緒に練習しています」

ライバルである一方で、試合が終われば仲の良い家族。いまでは姉たちのサポートが橋添の活躍を支えている。

「昨年のプロテスト、香ちゃんは2次予選で落ちているんですね。絶対に悔しかったはずなのに、終わったあとに練習ラウンドを一緒に回ってくれて、何度も『みのならできる!』って励ましてくれました。それ以外にも『ミヤギテレビ杯』などで、何度かキャディーをしてもらったこともあります。 三女のめぐちゃんは大手シャフトメーカー『UST Mamiya』で働いています。ウッド関係はすべて、めぐちゃんが調整してくれます。身体のスペックも覚えてくれているのでありがたいですね」

父の指導に加え、姉たちのサポートを受け、たどり着いたプロの舞台。見据えるのは憧れと語るトッププロの称号だ。

「昨年は数試合だけプロの試合を経験しましたが、手の届かない場所ではないと感じました。夢はメルセデス・ランキングで年間女王になることです。必ず成し遂げて、家族と一緒に喜びを分かち合いたいですね」

新たなヒロイン候補が、夢をつかむための第一歩を踏み出した。

「いままではプロテストに合格するのが最大の目標でした。今年から初めて、一年を通してプロの舞台で戦えるのが本当に楽しみです!」

はしぞえ・みのり ’00年、山梨県甲府市生まれ。今季は女子プロの下部ツアーである『ステップ・アップ・ツアー』を主戦場に、1部に相当する『JLPGAツアー』で上位を狙う

『FRIDAY』2022年4月22日号より

  • 取材・文・写真金 明昱(キムミョンウ)

Photo Gallery2

Photo Selection

あなたへのおすすめ記事を写真から

関連記事