妊娠中でも番組出演の石原さとみ 先駆けとなった意外な元アイドル | FRIDAYデジタル

妊娠中でも番組出演の石原さとみ 先駆けとなった意外な元アイドル

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夏を思わせる暑さにもかかわらず涼しげな顔で撮影に臨んでいた石原。19年5月撮影
夏を思わせる暑さにもかかわらず涼しげな顔で撮影に臨んでいた石原。19年5月撮影

働く妊婦として、女優の石原さとみ(35)が注目を集めている。

4月7日にスタートしたNHKの石原さとみMC番組『あしたが変わるトリセツショー』。しかし石原は、今春出産予定とされている。今春というと、まさに番組スタートと同時期。そのためNHKによると番組は何本か撮り溜めているようで、石原の出産後もしばらくはその録画放送で対応。その後は石原の体調を見て決めていくという。

そんな石原の起用タイミングも話題になった同番組の初回に、石原はふわりとしたベージュの水玉ワンピース姿で登場。柔らかい雰囲気とソツのない進行ぶりはまずまず好評で、番組は順調なスタートを切ったと言えるだろう。

今回の石原だけでなく、今や女性芸能人がふっくらしたお腹でテレビに登場することは当たり前となっている。最近だとドラマ『婚姻届けに判を捺しただけですが』(21年/TBS系)に主演した清野菜奈(27)や、『アイムホーム』(15年/テレビ朝日系)でキムタクの妻役を務めた上戸彩(36)など。アナウンサーやコメンテーターに至っては、産休に入る直前まで通常通り出演し続ける場合がほとんどだ。

「授かり婚」でなく「できちゃった婚」

しかし振り返るとか、かつて女優はもちろん、妊娠中のアナウンサーやタレントがテレビに出演する姿はほとんど見られなかった。「授かり婚」という言葉が生まれる以前、まだまだ「できちゃった婚」という言葉が主流だった時代、女性芸能人は結婚後、出演番組の調整をきちんと終えてから妊娠する、というのが暗黙の了解であった。そのためレギュラー出演中、またはドラマへの出演決定後に妊娠が発覚する、ということはほとんど起こらなかったのである。

そんな暗黙の了解を打ち破った功労者は誰かというと、意外にもあの元人気アイドル。のりピーこと酒井法子(51)だったのである。

「のりピーは98年12月に元夫・高相祐一氏と結婚しましたが、これは完全な授かり婚でした。のりピーはその翌年1月から『THE夜もヒッパレ』(日本テレビ系)の司会を務めることになっていたのですが、結婚・妊娠を公表したのが1ヵ月前の12月。これにはさすがに製作サイドも代役を立てるといった対応が間に合わず、結局のりピーがそのままキリのいい3月まで司会を務めることになりました。

そのため白のふんわりしたドレスなどでお腹のふくらみをごまかしていたのですが、これがのりピーの可憐な可愛さと相まって、意外にも『聖母マリアのよう』と好感を持たれた。個人的には、ここから一気に妊婦出演に対する世間の抵抗がなくなったと感じています」(芸能記者)

働く女性の道を切り開いた、という点では大いなる先駆者だったと言えるだろう。のりピーから渡されたバトンは、石原さとみたち後輩がしっかりと引き継いでいる。

  • 取材・文奈々子

    愛媛県出身。放送局勤務を経てフリーライターに。タレントのインタビュー、流行事象の分析記事を専門としており、連ドラ、話題の邦画のチェックは欠かさない。雑誌業界では有名な美人ライター

  • 撮影堀田 咲

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