長野、内川、大田泰示…背水のベテラン「明暗分かれる意外な背景」 | FRIDAYデジタル

長野、内川、大田泰示…背水のベテラン「明暗分かれる意外な背景」

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ビールをラッパ飲みする長野。大瀬良大地やアドゥワ誠ら後輩選手を引き連れ東京・六本木で宴会。19年5月撮影

広島の長野久義(37)は、メディアに対し口数の多い選手ではない。コメントは最小限。だが、今季初スタメンとなった4月7日の巨人戦後は少し饒舌だった。

「今日はタクさんの命日でしたから……。こういう日に活躍できたのは良かったと思います」

「タクさん」とは、10年4月7日に急逝した木村拓也氏(享年37)のことだ。長野が新人時代の10年に巨人で内野守備走塁コーチをしていたが、同年4月2日にマツダスタジアムの試合前練習中にクモ膜下出血で転倒。5日後に亡くなった。長野は同じマツダスタジアムで行われた木村氏の命日での試合で、2安打3打点と活躍したのだ。

「タクさんに思いを寄せるとは、義理堅い長野らしいコメントです。長野は目上の人を立て、常に礼儀正しい。『人間性は球界ナンバー1』と言われる所以です」(球団関係者)

新外国人を誕生日に招待した店

だが、年齢的な衰えは隠せない。昨年の出場試合数は、プロ入り最小の71。打率.216、2本塁打、13打点は、いずれもキャリアワーストだ。それでもチーム内の存在感は大きいという。

「目上の人たちだけでなく、チームメイトへの気配りも怠らないですからね。自称『宴会部長』で、巨人時代から後輩をよく食事に誘い相談相手になっています。長野を『チョーさん』と呼んで、慕う若手は多いですよ。

英語とカタコトのスペイン語が話せるので、外国人選手とのコミュニケーションにも積極的。新助っ人のマクブルームは、誕生日の4月9日に長野から神戸牛の店に誘われ『最高のバースディだった』と喜んでいました。主砲の鈴木誠也が抜け下馬評の低かった広島が首位争いをしているのは、長野の存在が大きい。出場機会は減っても、まとめ役として欠かせない存在です」(同前)

日本ハムからDeNAに移籍した大田泰示(31)も、新チームで存在感を出しつつある。4月6日の阪神戦で2安打3打点をマーク。「チームに貢献したい気持ちはあったが、なかなかできなくて……。嬉しいです」と喜んだ。

「若手を積極的に起用したい新庄剛志監督の希望があり、大田は日ハムから事実上の戦力外通告を受けました。言葉には出しませんが、『見返してやる』という気持ちは強いでしょう。巨人時代は『ゴジラ2世』と期待されながら、結果を出せずボロボロに。どん底から這い上がり、日ハムで中軸を打った大田です。98年から24年間も優勝から遠ざかっているDeNAにとっては、良い刺激になるでしょう」(スポーツ紙担当記者)

厳しい状況にあるベテランもいる。首位打者2回、ベストナインを5回獲得している、ヤクルトの内川聖一(39)だ。

「昨年は打率.208、本塁打0に終わりました。今季は1軍出場がなく、ファームでも打率2割前後と苦しんでいます。2000本安打を記録している内川も、今年8月で40歳。力の衰えは隠せません。

内川は納得いかないことがあれば、監督やコーチ相手にもズバズバ言う性格です。ソフトバンク時代には、首脳陣と対立したことも。一本気で強気な性格が『扱いづらい』とみなされ、マイナスに作用しているのかもしれません」(球団関係者)

明暗分かれる、ベテラン選手たち。出場機会は減りつつあるが、それぞれが置かれた立場で必死のアピールを続けている。

  • 撮影香川貴宏

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