部活見学も積極的!筑附高の新入生・悠仁さまの「学校生活」
伝統の「肩組み勧誘」も経験して、最高の3年間がスタートした
悠仁さまが熱望した筑波大学附属高校。4月9日の入学式を経て、その学校生活が始まった。

悠仁さまは1年5組・出席番号1番。筑附高校は、1学年240人中、附属中学からの「内部進学生」が3分の2程度。残りの、男女合わせておよそ80人が「高校入学生」だ。今年度は640人ほどが出願し、狭き門を勝ち抜いた。
「高校入学の子も、内部生とごちゃまぜでクラス編成します。入学式では、毎年『1年1組・出席番号1番』の子が代表になるので、苗字が『あ』だから、もしかしたら…とか噂はあったんですけど(笑)。クラスは芸術科目の選択で決めるので、『工芸』選択の悠仁さまは5組か6組、って早くからわかってました。だから、『代表挨拶はないねー』って」(在校生)
お茶の水女子大附属中学に入学時は「新入生代表」として壇上に立った悠仁さまだが、今回はいち生徒として、入学式に臨まれた。
「とはいえ、校内で記者さんの質問に答えたり、警備の方がいらしたり、やはり普通とは違う空気でした」(在校生保護者)
入学式前の記者とのやりとりでは、「新しい制服はいかがですか」と問われ、
「あ。す、スーツなんですけど」
と笑顔で答えたり、これまでに比べ少し「こなれた」印象も見せた。
そして入学から1週間。憧れだった高校で、どのように過ごしているのだろうか。
新入生への「伝統的勧誘」も
登校時には、学校前の坂を私服にリュック姿で歩いてゆく様子も見られている。
「前後には私服の警備、校内にも警備車両が入るなど落ち着かない雰囲気です。ずっとこんな警戒警備で登校なさるのかしら。学校行事の運営に影響があるのかな、と少し心配ですが…」(前出)
筑波大附属といえば、自由な校風のなか、部活動、課外活動も盛んだ。そんななかで、悠仁さまはのびのびと学校生活を楽しんでいるようだ。
「バドミントン部に見学にきましたよ。運動部は対外試合もあるし、ちゃんとやろうと思うとけっこう大変なんです。部活に熱心な生徒のなかには『うちは4年制高校』とかいって、浪人覚悟で取り組む人もいるほどですから」(在校生)
そのため、新入生への「部活勧誘」も盛んだという。たとえば剣道部では「新入生の肩を抱いて声がけをする」という「肩組み勧誘」の伝統がある。
「剣道部の先輩は、伝統に則って悠仁くんの肩に腕をかけて、しっかり勧誘したんです。それを聞いて『さすが剣道部! 勇気あるなー』と(笑)」(在校生)
なんともほほえましいエピソードだ。和やかな校風を、悠仁さまも存分に楽しんでいることだろう。担任の先生からは「普通に接するように」と「指導」されている高2、高3の先輩在校生たちは、おおむねそんなふうに「受け入れ」ているという。
「校内では2、3人の友だちと歩いていますよ。普通に、ちょっと地味な男子って感じかな」(在校生)
入学までの経緯のなかで、さまざまな「声」を浴びた悠仁さまだが、高校生活は、順調に滑り出したようだ。
入学説明会では、周囲の保護者とにこやかに、積極的に話していたという母・紀子さま。この数年の荒波を越え、一息ついたお気持ちだろう。
「皇族として初めて、学習院以外の教育だけを受けて育った悠仁さまは、前例を覆してもお選びになった環境を存分に活かして、友人を作り、見聞を広め、将来のために学んでくださるでしょう。この3年間で、大きな学びと一生の友を得て成長されることを願っています」(皇室ジャーナリスト·渡邊みどりさん)
憧れの学舎で、なにを見て、なにを感じるのか。3年後には、大学受験がある。悠仁さまの「これから」が大きな実りに溢れることを祈らずにはいられない。

撮影:蓮尾真司(1枚目)