落合氏が矢野発言と新庄采配に「理解できない…」と言った複雑背景 | FRIDAYデジタル

落合氏が矢野発言と新庄采配に「理解できない…」と言った複雑背景

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独特の目線で野球界を見る落合氏。矢野、新庄両監督の言動は理解に苦しむようだ(画像:共同通信社)

――理解できる部分はありますか?

ない! 一切ない〉

4月13日に自身のユーチューブチャンネルを更新した落合博満氏(68)は、スタフの質問にこうキッパリ言い切った。「理解できない」と断じたのは、阪神・矢野耀大(53)監督の言動だ。キャンプイン前日の1月31日に、全体ミーティングで「今季で辞めようと思っている」と突然の退任表明。何も知らされていなかった選手たちに、動揺が広がった。

「矢野監督は、昨季終了直後に決意していたようです。最大7ゲーム差をつけ首位を独走しながら、土壇場でヤクルトに優勝をさらわれましたからね。責任を感じていたのでしょう。

キャンプ直前の発表には、矢野監督なりの意図はあったと思います。退任を表明することで、選手たちを鼓舞。『辞める監督に花を持たせるんだ』とナインを奮起させ、昨年成し遂げられなかった日本一を達成しようと考えたのでしょう」(球団関係者)

だが、開幕してからの阪神の惨状は周知の通り。4月18日現在、3勝17敗でダントツの最下位。チーム打率.219、同防御率4.10は、いずれもリーグワーストだ。ユーチューブチャンネルで、落合氏は矢野監督をこう批判する。

辞める人のために誰がやる? プラスアルファとリスク、どっちが多いかといえばリスクのほうが多いと思う。矢野がどういう気持ちで言ったかわからないけど、どうせ言うんだったらシーズン終わってからのほうが潔いと思うけどね〉

矢野に見いだされてレギュラーになりゲームに出ている人間は、有終の美を飾らせようと必死になるかもわからないけど。冷や飯を食っている連中は『どうせ次、誰か来るんだろう』という、そっちのほうが多いと思う。だから、なぜあのタイミングっていうのがね〉

〈選手がかわいそう〉

同じく、落合氏が「理解できない」と断じた人物がいる。パ・リーグで最下位に沈む、日本ハムの「ビッグボス」新庄剛志監督(50)だ。3月6日の巨人との練習試合を解説し、次のように語っていた。

あれじゃ、選手がかわいそう。選手は優勝するためにプレーしているんだから。給料を上げるために一所懸命やっている。それにストップかけちゃ、モチベーションが上がらないでしょう。理解できなかったね〉

落合氏が問題視したのは、新庄監督の「優勝を目指さない」という発言。勝たなければ選手の年俸は上がらず、士気が下がると指摘したのだ。一方で、こうも話している。

監督なんだから、好きにやればイイんじゃないですか。それしか言いようがない。今まで誰もしなかったことを、やりたいんでしょう。シーズン終わって結果がどうか、その評価だけ。それまでは自分のやりたいようにやればイイ〉

落合氏にとっては、矢野監督も新庄監督も「理解できない」存在なのだろう。だが発言は同じでも、込められたメッセージは違うようだ。

「矢野監督に対しては、文字通り言動が理解に苦しむのでしょう。しかし新庄監督への思いはちょっと違う。激励の意図が、多分に含まれていると思います。2人は境遇が似ていますから。落合さんも中日の監督に就任する時、プロでの正式な指導経験がなく『大丈夫か』という疑問の声が多くありました。明るい新庄さんと独自理論で寡黙な落合さんではタイプが違いますが、下馬評は決して高くなかったんです。

周囲が驚く、突飛な行動に出る点も共通しています。落合さんは監督に就任すると、キャンプ初日に異例の紅白戦を開催。前年まで3年間白星どころか1軍のマウンドにさえ立っていなかった川崎憲次郎を、開幕投手に抜擢しています。その後も不動の二遊間と言われた荒木雅博と井端弘和のポジションを入れ替えるなど、ファンを驚愕させた采配は新庄さんに通じるでしょう」(スポーツ紙担当記者)

オレ流指導で周囲から「理解できない」と言われた落合氏だが、監督就任1年目の04年に中日をいきなりリーグ優勝させた。新庄監督も、ひょっとすると……

  • 写真共同通信社

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