吉野家常務が「生娘シャブ漬け発言」…問題続出の根本原因 | FRIDAYデジタル

吉野家常務が「生娘シャブ漬け発言」…問題続出の根本原因

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吉野家は今年に入りトラブルが続いている

受講者は唖然としただろう。名門大学の社会人向け講座で、「若者を牛丼好きにする戦略」について講師が次のような趣旨の発言したのだから。

〈地方から出てきた右も左もわからない生娘が、初めて利用してそのままシャブ漬けになるような企画。男に高いメシを奢ってもらえるようになれば、絶対に食べない〉

発言したのは、牛丼チェーン「吉野家」常務の伊東正明氏(49)だ。4月16日に行われた、早稲田大学主催の講座(全29回、受講料38万5000円)でのこと。「デジタル時代のマーケティング」というテーマで講師を務めた伊東氏の不適切発言は、受講者によるとみられるSNSで発覚し大炎上する。吉野家は、すぐに謝罪コメントを発表した。

〈講座受講生と主催者の皆様、吉野家をご愛用いただいているお客様に対して多大なるご迷惑とご不快な思いをさせたことに対し、深くお詫び申し上げます。(中略)極めて不適切であり、人権・ジェンダー問題の観点からも到底許容できるものではありません〉

伊東氏は慶応大学を卒業後、外資系企業などで20年以上にわたりマーケティングに携わってきた。18年10月に吉野家の常務となり、商品開発や販売促進を担当。同社の業績をV字回復させたことから、外食業界では「敏腕マーケター」と呼ばれていたという。経済ジャーナリストの松崎隆司氏が解説する。

「吉野家好調の背景には、商品戦略があります。パーソナルジム『RIZAP』と共同開発した米抜き牛丼『ライザップ牛サラダ』を発売し、健康的な要素を出すことで女性客の獲得に成功。『ポケットモンスター』とのコラボ商品『ポケ盛牛ドンセット』は、品切れ店が続出しました。積極的な戦略が功を奏したんです」

直前にも炎上不祥事

社会人向け講座で紹介された伊東氏

成功の一方で、最近では炎上するケースもあった。吉野家は今年3月まで「魁!! 吉野家塾」というキャンペーンを実施。220米札(マイル)を貯めると、「お名前入りオリジナル丼」がもらえるという企画だ。当初、名前は「任意」とされていたが、「特典を受けとったご本人様」のモノに限ると突如変更になり批判を浴びる。

「『お客様相談室室長』名での対応も、火に油を注ぎました。問い合わせ客が、ある施設名の一部をオリジナル丼に入れたいと伝えると、『その名前が実名であるとは考えられない』『訴訟をされるなら弊社弁護士が真摯に対応させていただきます』などと信じられない対応をされたとか。一連のやりとりは、ネット上にさらされました。吉野家は対応に問題があったと認め、名前入れを本名に限定しないという謝罪文を公式サイトに掲載する事態になったんです」(全国紙社会部記者)

4月19日、吉野家は問題発言をした常務の解任を発表した。「吉野家塾」企画の炎上が記憶に新しいうちに起きた、常務による「生娘シャブ漬け」発言。こうした「小さからぬ問題」の積み重ねの先に、今回の発言が出てきた――そう真摯に受け止めなければ、また新たな問題が生じてしまうのではないか。

吉野家が4月18日に発表した謝罪文

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