ひろゆき氏&DaiGo「折り鶴論争」の裏で“気づくべき視点” | FRIDAYデジタル

ひろゆき氏&DaiGo「折り鶴論争」の裏で“気づくべき視点”

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『折り鶴論争』で一石を投じた”ひろゆき”こと西村博之氏。ウクライナに平和を願う気持ちは同じはずだが…

ロシアによるウクライナ侵攻をめぐり、日本で思わぬ論争が巻き起こっている――。

ネット掲示板『2ちゃんねる』の創設者で実業家の“ひろゆき”こと西村博之氏とメンタリストのDaiGoが、とある日本の団体がウクライナのために作った折り鶴を「無駄」「迷惑」とバッサリ切り捨てたことがきっかけだ。

ひろゆき氏は4月16日にツイッターで

《千羽鶴とか『無駄な行為をして、良い事をした気分になるのは恥ずかしい事である。』というのをそろそろ理解してもらいたいと思ってるのは、おいらだけですかね?》

と問題提起。17日のユーチューブ配信では折り鶴を「処理に困る謎の紙切れ」と表現し、千羽鶴を送ろうと考える人たちを

「自分たちの気持ちがまず大事なので、ウクライナの人がどれぐらい困っていたとしても『私たちが折り鶴を送りたい』と思っている以上それは正しい。受け取るべきであると思っている」

と分析。これに共感したのが、メンタリストのDaiGoだ。17日に

《ひろゆきさんの言う通り、ウクライナに折り鶴送るのは狂気》
《そんな暇あるなら、バイトでもして、ウクライナに海外送金してあげなよと》
《千羽鶴にありがたみを感じること自体が日本独自の文化であって、ウクライナの人からしたら、何これ?な話なわけです。相手の気持ちがわからない親切はただの迷惑》

などとツイートした。

議論をややこしくしているのは、’11年の東日本大震災で、被災地に折り鶴が届けられ被災者が困惑する出来事があったことだ。これがあったから、ネット上でも2人の主張に賛同する声が多く聞かれる。

だが、それらの意見の中にはニュースの肝心な部分を見落としたまま発信しているケースも目立つ。というのも、今回折り鶴を送ろうとしたのは、埼玉県の障害者就労移行支援施設の利用者で、送り先は東京・港区の在日ウクライナ大使館だったということを知らない人もいたからだ。

「ニュース報道の難しさを痛感する話でしたね。施設側もマイナスな反響が多かったことにショックを受けているようです」(全国紙記者)

DaiGoは《バイトでもして、ウクライナへ送金してあげなよ》とツイートしていたが、この記者は

「こうした支援施設はどこも経営が厳しく、資金的に余裕がありません。それでも何かできないか…と考え、折り鶴に行き着いたようです。ほかの代替案はあったかもしれませんが、それを一蹴してよいものか。また、就労移行支援施設であるため『バイトしろ』と言われても、なかなか厳しいのが現状だったのでは」

と説明する。

こうした実態を知らぬまま、拡散されてきた投稿や切り抜き動画を見て、ネガティブなアクションをする人が多いのは、危険な現象だともいえよう。

ひろゆき氏は19日にもツイッターでこの件に言及。

《『折り鶴を喜べない状況の人に送りつけるのは良くないよね』というのは、11年前の震災からずっと言われてきました》

とした上で

《強い言葉を使う事で、多く知れ渡り間違った行為をする人を将来的に減らせると思ってるおいらです》

と、過激投稿の真意を説明した。やや主張はトーンダウンしたようにも映る。

「現時点で在日ウクライナ大使館は折り鶴に対しコメントしていませんが、仮に前向きな反応をすれば、世間の論調も変わってきますからね。頭のいいひろゆきさんなら、そのことを想定しているはず。

ウクライナ大使館は侵攻後、頻繁にツイッターを更新しています。寄付金に感謝するツイートもあれば、平和祈念コンサートを取りあげることもあります。折り鶴論争に何らかの反応があっても不思議ではありません」(ワイドショー関係者)

ただ、折り鶴であれ、お金であれ、ひろゆき氏もDaiGoもロシアのウクライナ侵攻に心を痛め、世界平和を願っていることに変わりはない。この論争をきっかけに、新たな支援の輪が広がれば、これほど素晴らしいことはないのだが…。

 

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