佐々木朗希を威嚇した白井球審 過去のトラブルと「本当の問題点」 | FRIDAYデジタル

佐々木朗希を威嚇した白井球審 過去のトラブルと「本当の問題点」

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白井球審(左上)に言い寄られたマウンド上の佐々木。捕手の松川が止めに入っている(画像:共同通信社)

「判定に対しては、何かを言ってはいけないと思います。ただ、球審はもっと冷静になってほしい」

4月24日に行われたオリックス戦後、ロッテの井口資仁監督は審判の態度に苦言をていした。

トラブルが起きたのは、2回裏2死1塁の場面だ。マウンドのロッテ先発・佐々木朗希(20)としては、自信を持って打者へ投げ込んだ球だったのだろう。しかし外角低めに決まったかに見えたストレートは、ボールの判定。マウンドの佐々木は、本塁へ向かって不服そうに苦笑い。球審の白井一行氏(44)は、マスクを外し怒気を含んで詰め寄った――。

「白井さんは、何事か口にしながら威嚇するように佐々木へ近づきました。佐々木の態度に反発したようです。異変を感じ、1年目捕手の松川虎生が2人の間に。2塁にいた責任審判の嶋田哲也さんが白井さんをなだめ、なんとか事態は収まりました。

初回から、白井さんの判定が厳しかったのは確かです。ストライクだと思った球をボールとジャッジされ、佐々木は納得いかないような態度を見せていました。白井さんとしては、不満が溜まっていたのかもしれません」

栗山監督もメッセンジャーも……

白井氏は、97年2月にパ・リーグの審判部に入局したベテランだ。00年8月のオリックス対ロッテ戦で1軍デビュー。21年9月には、史上98人目の1500試合出場を果たしている。だが、以前にも「トラブル」はあった。

「白井さんのジャッジが厳しく激しやすい性格なのは、以前から有名です。13年5月には、死球の判定を不服とした日本ハムの栗山英樹監督を退場処分に。栗山監督にとって、初の退場処分でした。18年4月では、阪神先発のメッセンジャーが暴言を吐いたとして退場を命じています。メッセンジャーは、試合後『白井さんのストライクゾーンは一定していなかった』と不満を漏らしました。

今回も不満気な表情を見せた若い佐々木に、舐められてはいけないと思ったのかもしれません。ただ捕手の松川も18歳。20も年下の選手たちへの態度としては、大人気ないととられても仕方がないでしょう。注意するなら試合後に会うなど、違う対応ができたハズです」(スポーツ紙担当記者)

専門家はどう見たのだろう。80年代から00年代にかけパ・リーグの審判を務め、『ジャッジの裏側』などの著書がある山崎夏生氏は「擁護できる点と問題点がある」と話す。

「まず、白井さんを擁護すべき点があります。プロ野球の公式規則には、監督もコーチも選手も審判の判断に異議を唱えてはならないと書かれています。また異議を唱えるために(球審のいる)本塁へ近づいた場合、警告を出すと定めている。映像を見ましたが、確かに佐々木は不満気な表情で本塁方向にマウンドを降りています。白井さんは、審判としてルールを守ったと言えるんです。

問題は、試合後の報道陣への対応です。『別に話すようなことはないので一切コメントしない』と語ったとか。これでは傲慢な印象しか与えません。トラブルが起きた時に重要なのは事後処理です。ファンにしっかり説明しなければ、審判として責任放棄したのも同じ。『ルールブックにのっとって注意しました』とちゃんと話し、もし感情的な部分があったのなら謝るべきだったでしょう」

完全試合を達成した「令和の怪物」。なにが起こっても、彼の周辺では過剰に注目されてしまう時期なのかもしれない。

  • 写真共同通信社

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