2億本突破!「ヤクルト1000」広報室が明かしたヒットの背景 | FRIDAYデジタル

2億本突破!「ヤクルト1000」広報室が明かしたヒットの背景

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ヤクルト本社広報室に大ヒット事情を聞く!

「ヘルストレンド」に関する話題が、挨拶がわりのようになっているコロナ禍の今、全国販売開始からわずか半年で販売数2億本を突破したという「Yakult1000」。「睡眠の質が爆上がりした」「眠りが深くなった」と大評判のこちらの商品、あなたはもう、お試し済みだろうか。

近年、様々な清涼飲料や乳製品メーカーが、こぞって乳酸菌飲料市場に<新製品>を発表している中、このYakult1000の販売数だけがぶっちぎり! で売れているという事実。話題騒然、と言っても過言ではない?という触れ込みも、まずは検索してみるとーーおお、出てくる、出てくる!

  • 有名人がこぞって絶賛
  • マツコは“1日2本飲んでるらしい
  • 売り切れで全然買えない
  • インスタで高嶋ちさ子が、愛飲していると

などなど、テレビやSNSなどからの口コミは、既に拡散され済みの様子。まさか全然知らなかったのは、自分だけ? などと、驚くばかりのデータや記事が、続々と現れる。

メガヒット中の「Yakult1000」(写真左)と「Y1000」(同右)。その違いは…

そんなわけで、半年で販売数2億本超のYakult1000は、もはや社会現象!? という仮説を立て、健康情報に感度アンテナの高い主婦約50人にTwitterを介し、Yakult1000に関するアンケートをとってみると「飲んだことがある」と答えた主婦が、なんと31人!  やっぱりか。“売れている”とは、そういうことであるらしい。もしかしてYakult1000は既に、まだ飲んだことないなんて言おうものなら恥ずかしい、そんな域にまで到達しているのか?と、取材を進めるうちに、ふとそんな気持ちになるほど、Yakult1000はどうやら本当にメガヒット級の乳酸菌飲料である現実が、じわじわとリアルな存在感を増してくるではないか。

「お通じ」ではなく、「睡眠」?

しかしヤクルトといえば「乳酸菌」、お通じの話ならともかく、それが「睡眠」とどう関係するの? と、いまいちピンとこない人も少なくないだろう。そこでYakult1000の効果、そして具体的なその効果の秘密などを、ヤクルト本社広報室の丸山さんとYakult1000の開発に関わられた渡邉さんに、あらためて消費者の立場から「乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)」のパワーについて聞いてみた。

乳酸菌 シロタ株は、ヤクルトの創始者である医学博士の代田 稔が、1930年に強化培養に成功した乳酸菌です。胃液や胆汁といった消化液に負けず、生きて腸に到達することができます」(広報室・丸山さん)

ちなみに、ヤクルトに含まれる乳酸菌の数は、今日まで徐々に増えており、容器がガラス製からプラスチックになってからは、65ミリリットル内に65億個、2000年以降は150億個、200億個と増加し、標準的なヤクルトは「Newヤクルト」へと進化した。1999年には、80ミリリットル内に乳酸菌400億個を含む「ヤクルト400」が発売され、そしてさらに20年の研究開発を経て、誕生したのが「Yakult1000」、だそうな。

現在、40の国と地域で1日平均4000万本が販売されているという日本生まれの「ヤクルト」。写真は、2014年5月、カリフォルニア州ファウンテンバレーにオープンしたアメリカのヤクルト工場(写真:アフロ)
お馴染みの「ヤクルトレディ」は、日本も含め世界中で約8万人が活躍中! 写真は、インドネシアのヤクルトレディさん

乳酸菌と「睡眠」を結びつける脳腸相関、そして神経系とは?

Yakult1000は、生きて腸内まで到達する乳酸菌 シロタ株が1本(100ml)に1000億個入った、乳製品乳酸菌飲料です。1ml当たり10億個の乳酸菌 シロタ株が含まれており、ヤクルト類では史上最高密度なんです。これを、医学部4年生の学生さん方を対象に進級試験前に飲んでいただいたところ、プラセボ(味の似た試験用の擬似飲料)を飲んだ学生さんとの間に、ストレスや睡眠の質に差があるかどうかを測定したデータにおいて、効果が認められました」(同広報室・丸山さん)

一時的な精神的ストレスがかかる状況下における「ストレス緩和」、「睡眠の質向上」の機能が認められた、というけれど、ストレスや睡眠が、腸と一体どんな関係があるのか。乳酸菌って、脳にも“効く”の?

「最近は『脳腸相関』という言葉もあり、脳と腸は自律神経系などを介して関連していることが知られています。Yakult1000に含まれている、高密度な乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029は、腸内環境を改善する機能だけでなく、一時的な精神的ストレスがかかる状況でのストレス緩和睡眠の質向上の機能性が認められたため、その機能を表示した機能性表示食品として販売しています。 

疾病の治療、予防等を目的とした商品ではないので、あくまでも機能性としてご理解ください。ですが、これまでにないYakult1000の高密度な乳酸菌 シロタ株が、どうやら神経系に穏やかに作用することで、これらの機能をもたらすのではないかということが、これまでの研究で明らかになってきたと、当社ではそう考えております」(Yakult1000開発担当者・渡邉さん 

つまり乳酸菌が脳に“効く”のではなく、高密度な「乳酸菌 シロタ株」が生きて腸内まで到達することで、自律神経系に作用し、神経のバランスをとるための機能が向上する可能性がある、ということか。

『脳腸相関』というパワーワードも、覚えておいた方が良さそうだ。

これがヤクルトの原点「乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)」

習慣的に飲んだほうが良い訳

だけど乳酸菌って、毎日飲まなきゃいけないものなのか? お腹の中で、勝手に増えてくれたりしないのだろうか。毎日続ける、というのがなんとなくハードルが高い者にとっては、そんなところも気になるが… 

「乳酸菌というのは、発酵によって糖から乳酸を作る微生物の総称で、大腸菌などの悪玉菌の増殖を抑え、人体に有益な効果をもたらす善玉菌とも呼ばれています。この乳酸菌のひとつである乳酸菌 シロタ株は腸内に定着しない『通過菌』ですので毎日摂取するのが効果的、と解釈していただくのがよろしいかと思います」(同開発担当者・渡邉さん)

「乳酸菌 シロタ株」は『通過菌』、なるほど。『常在菌』という言葉は聞いたことがある。その対義語のような存在と考えれば良いのだろう。つまり「乳酸菌 シロタ株」は腸内でずっと留まってはいられない菌であり、体に留まらずある程度働くと排出されるお役目、と。そして毎日摂取を続ければ、ストレスを緩和し、眠りの改善もする。それは、そこに『脳腸相関』があるから。

写真は東京国立市にあるヤクルト中央研究所

コンビニで売ってる「Y1000」は別もの!?

「スーパーで試しに買ってみたら、ちょっとボトルが大きかったんです。よく見たら『Y1000』って書いてあって、『Yakult1000と違うんですよ」(55歳・専業主婦)

そうなのだ。Yakult1000は宅配専用の商品で、スーパーやコンビニで買えるのはY1000、別商品なのだ。だが、高密度な「乳酸菌 シロタ株」が生きて腸内まで到達する<高機能ヤクルト>という意味では同じということなので、ご安心を。

販売目標を大きく上回って推移中!

ちなみにYakult1000は現在、1日に約114万本飲まれているという。Y1000の販売実績は、現時点で非公開だが、目標の20万本/日(2021年10月~2022年3月)を大きく上回って推移中、らしい。その効果のほどを確かめてみたいと思うのは、もはや自然な欲求だろう。快眠とやらを経験したい思いの高まりは、もう抑えきれない!

しかし、どうせ飲むなら、より効果的な飲み方をした方がいいのでは? 高密度乳酸菌は朝、飲むのと、夜、飲むのとでは、どちらがより有効ですか? と、前出のヤクルト本社広報室の丸山さんに聞いたところ「例えば、睡眠を気にされている方は寝る前に、ストレスを気にされている方は出社前に飲む、など、いろいろな方がいらっしゃるようですが、大切なのは毎日飲用を習慣化することです。実際の試験結果においてでも、飲むタイミングは指定せず、被験者本人に任せておりましたので、基本的にはいつ飲んでも結果に大きな違いはありません」ということであった。

“大切なのは、毎日の飲用を習慣化すること”。

健康意識アンテナを高く上げて、などと言いながら、毎日続けるのはハードル高い、などとボヤいていては、結果は出せないのである。やっぱりーー半年で販売数2億本、というYakult1000の恩恵にあずかるためには、ヤクルトレディにお願いするしかないのが現状か。

コンビニでちょい買い、はできないYakult1000は、まさに恐るべし「大人のヤクルト」なのだった。

  • 取材・文仁礼めぐみ

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