「恋も仕事も自分で決める」小泉今日子が今もかっこいい理由 | FRIDAYデジタル

「恋も仕事も自分で決める」小泉今日子が今もかっこいい理由

「大人の恋」を考える~亀山早苗レポート

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<小泉今日子、56歳。デビューから40年(!)、「変わらない」のではなく「変わり続ける」ことで、輝きを放つ稀有な「アイドル」だ。キョンキョンはなんで、かっこいいのか。彼女の「恋」はなぜ、共感をよぶのか。大人の恋を取材するライター・亀山早苗さんが読み解く>

アイドルデビューして40年。小泉今日子は進化している。そして彼女の隣には、いつも「いい男」がいる。大人の恋を考える 写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ

キョンキョンの恋を考える

デビュー40周年を迎えた小泉今日子さん。松田聖子、中森明菜などアイドル全盛のなか、この人だけは既製のアイドル観にとらわれることなく、すでに我が道を行く雰囲気があった。当時のアイドルにとって「異性から見てかわいい」と思われることが重要だったのに対し、彼女は「好きな格好をして楽しんでいる」ことに共感するファンを、男女問わず獲得していった。

歌手、女優、エッセイスト、演出や制作などの分野にも進出。40年間、小泉今日子は「キョンキョン」であり続けてきた。

男女の「距離」は、一つ通りじゃないから

私生活では、’95年に俳優の永瀬正敏さんと結婚するも9年後に離婚。だが、離婚の2年後に映画で共演していることからも「顔も見たくない」という離婚ではなかったのだろう。仕事仲間と結婚し、離婚して仕事仲間に戻った。そんな「大人」であることも共感を得ていた。

2018年、36年間所属した事務所からの独立を発表、今後は15年に設立した自らの制作事務所で仕事をするとした。そしてその設立にも関わり、かねてから噂のあった俳優・豊原功補さんと恋愛関係であることも述べた。自ら宣言したのは、いろいろ噂が先行するより、事務所設立にも関わった公私ともにパートナーである彼の存在を自ら言っておきたいという気持ちがあったのかもしれない。

15年から妻子と別居していた豊原さんの離婚が成立したのは2020年。とはいえ、小泉さんと豊原さんが結婚したという話は聞かない。一時期、同居しているとか同じマンションの別世帯に住んでいるとか噂があったが、現在はどうやら近くのマンションでそれぞれ暮らしているらしい。自分たちにとって「いちばんいい距離」を見つけたのかもしれない。

言い訳をしない生き方

発表当時、彼女は非難を浴びた。翌日には豊原さんも会見を開き、言葉を選びながら現状を説明したが、世間の目は好意的ではなかった。

それでも小泉今日子という人は自らの「罪」を重々承知しつつも言い訳をしなかった。「我が道」を淡々と行く、それまでのスタイルを変えることはなかったのである。「潔い」と第三者が言うのは簡単だが、なかなか「世間の常識」を打ち破って己を貫き通すのは大変なことだ。それができるのは、彼女が10代のころから「自分のセンスや感覚」を大事にしながら生きてきたからだろう。普通なら「略奪」と騒がれるところだが、不思議と彼女に対してそうした声は大きくなかった。

責任を負って、思い通りに生きていく

2020年にはツイッターに「#検察庁法改正案に抗議します」と7回もツイートしたことが話題になった。国会議員に立候補かという声を彼女は一蹴した。「人として」自分が正しいと思うことを発言したのだろう。恋も、仕事も、思い通りに生きていく。

そして「人はひとり」だということを痛切に感じながら生きているように見える。だからこそ、孤独であることや人を傷つけた責任を背負いながらも、なにか依存することなく自分らしさを貫き続けているのではないだろうか。その姿ゆえ、小泉今日子という存在はアイドル時代から50代の今に至るまで、好感をもって受け止められているのだ。

  • 取材・文亀山早苗写真Rodrigo Reyes Marin/アフロ

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