ウクライナ・ビロディド「苦難のなかで2階級上げ」の美しき挑戦心
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美しすぎる柔道家で知られる、東京五輪柔道女子48キロ級銅メダリストのダリア・ビロディド(ウクライナ)が2階級アップの57キロ級で「ヨーロッパ柔道選手権」に参戦することがわかった。4月29日~5月1日にブルガリア・ソフィアで開催される。
ビロディドは現在21歳。2018年の世界選手権を17歳で制覇し、最年少記録を塗り替えると、翌年の世界選手権でも優勝し連覇を達成した。長い手足が特徴の彼女が持つ異名は「アナコンダ」。狙った獲物は絶対に離さない。東京五輪でも金メダル候補にあがっていたが、銅メダルに終わった。
ビロディドが階級を変えるのでは…との噂が報道されたのは、東京五輪直後だった。48キロ級で絞るのに苦労しているという情報もあり、五輪準決勝で闘った渡名喜との身長差はなんと24センチもあった。
さてビロディドといえば、その美貌にも世界的に注目が集まっている。その武器である手足長さや身長の高さなどから抜群のプロポーションを誇り、モデル事務所からの誘いも過去にはあったそうだ。
体重を増やしたということで、ここ最近だいぶ丸顔になっているのが彼女のインスタグラムアカウントを見ているとわかる。「アナコンダ」というイメージが薄れ、とても愛くるしくなった印象だ。
そんなビロディドは、現在スペインに避難している。母国ウクライナがロシアから攻撃を受けているためだ。彼女は連日のようにウクラインの支援を求める発信をインスタで行っており、日本のファンに向けて日本語で寄付を求めることもあった。
そんな彼女にとって今はなかなか練習に打ち込むのは難しいのかもしれない。しかし、彼女が背負っているものはとてつもなく大きい。絶対に負けられない理由が彼女にはあるのだ。ますます、ビロディドから目が離せない……!