プロ初の2打席連発でも…日ハム清宮「トレード放出危機の背景」 | FRIDAYデジタル

プロ初の2打席連発でも…日ハム清宮「トレード放出危機の背景」

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5月5日に2打席連続本塁打を放った清宮をベンチで迎え入れる新庄監督(画像:共同通信社)

〈5年目ついに覚醒予感〉

〈「おかげさま弾」で進化の兆し〉

スポーツ紙各紙が絶賛したのが、5月5日の楽天戦で日本ハムの清宮幸太郎(22)が放ったプロ入り初の2打席連続本塁打だ。1本目は身体を泳がせながら右翼席へ、2本目はライトスタンド中段へ運ぶ推定飛距離120mの特大弾。試合後の清宮は、報道陣に対し饒舌だった。

「今日は、すごく良い感じで振れました。ラッキーですね。こどもの日だったので。子どもたちとファンの皆さんのおかげ。『おかげさま弾』です」

とはいえ、打率は2割を行ったり来たりの低空飛行。62打数で25三振と三振率も高い。昨年、1軍出場が1試合もなかったことを考えると「覚醒」は褒め過ぎだろう(成績は5月8日現在)。

「清宮は、2打席連発できた要因に先輩からの香水をあげています。試合前にロッカーが隣で故障離脱する近藤健介が、荷物を整理していたとか。突然『これで行け』と香水をかけられると、『めっちゃイイ(匂いで)』本塁打が打てた、と。報道陣へのリップサービスでしょうが、香水で覚醒するほどプロは甘くありませんよ」(球団関係者)

「違うんだよなぁ」

新庄剛志監督の目は厳しい。2打席連発に関しては「イイ感じになってきたね」と称賛したが、清宮への視線はシビアだという。

「『違うんだよなぁ』と、たびたびダメ出ししています。4月30日のロッテ戦では、第1打席にタイムリーヒットを放った清宮を、第4打席で交代させました。新庄監督は、理由をこう語っています。『凡打でもいいから、オレのイメージどおりに振れば交代はなかった。三振でも、次は期待できるなっていう感じだったら使うし』『間がない。開幕したときの間がないよね。ベッタリ感というか、早めにタイミングとって打っている感じ』と」(同前)

新庄監督は、清宮とは明言していないがトレードを示唆するような発言もしている。5月2日のことだ。

「『どんどんトレードできたら。7対7くらいの』と発言したんです。新庄監督は、こうも言っています。『(広い札幌ドームで)フェンス直前の当たりが(球場が)狭かったらホームラン。(一方で)足の速い選手がここ(札幌ドーム)に来たら守備範囲が広くなり、レギュラーをとれるチャンスが増える』と。記者たちの間では、長打力があっても足の遅い清宮を意識した発言ではないかと噂になりました」(スポーツ紙担当記者)

清宮は、高校史上最多の通算111本塁打を放った将来の4番候補だ。新庄監督だけでなく稲葉篤紀GMや金子誠・野手総合コーチがつきっ切りで指導している。だが「覚醒」にはほど遠い状態だろう。課題はどこにあるのだろうか。西武や楽天で指導経験のある、デーブ大久保氏が語る。

「大きく2つあります。1つは器用貧乏なこと。言動から不器用そうな印象を受けますが、清宮はとても器用。どんなスイングもできてしまう一方、自分のフォームが固まっていないんです。ホームラン打者を狙うなら打球を飛ばせるポイントを見つけ、手先でバットに当てるような器用さは捨てるべきでしょう。

2つ目が素直な性格。育ちが良いのか、球場入りしても周囲の先輩に目配り気配りしています。大切なのは、OBや首脳陣に気に入られることではなく成績です。今の清宮は、期待されながら結果が出ず落ち込んでいるように見えます。性格が良すぎる。もっとふてぶてしくなってほしい。打てなければ『使ったほうが悪い』、打ったら『当たり前だろ、オレは清宮なんだから』と図太く考えてほしいです」

メディアの報道も外野の声も、糧になる部分以外は聞き流す。清宮がトレードの噂を払拭するために大切なのは、周囲を気にしない確固たる自分を築くことかもしれない。

  • 写真共同通信社

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