人気グラドルがぶっちゃけ！「いまだから語れるトンデモ撮影現場」

＜路上スカウトをキッカケに芸能界入り。10代半ばからメジャー誌のグラビアを飾り、ミスコンファイナリストやイメージガールとして活躍した人気グラドルの海老原エマ＆ひなたま子（いずれも仮名）。業界を熟知する二人が、魑魅魍魎が跋扈するグラビア界の真実を赤裸々に語る特別企画。第一回のテーマは「こんな●●はイヤだ」。＞

エマ：最近、何がイヤかって、わたしの知らないところで昔出した写真集が電子書籍化されていること。ツイッターとかに流れてきてビックリしたことない？

たま子：事務所が出版社と契約かわしているんだろうけど、当の本人は何も聞かされていないことが多くない？　紙の写真集を出したときに「電子書籍化ＯＫ」という契約になってるのかもしれないけど。

エマ：Kindleで知らないうちに販売されててさ、やばくない？　「これ、いつの顔だよ？」って。

たま子：それ、事務所も知らないと思うよ(笑)。

エマ：「知らなかった」と言えば、バランスボール。やたらバランスボールがらみの撮影が多いのは、この業界のあるあるだよね。バランスボールにまたがってるのをカメラマンが下からあおる感じで撮ったら、騎乗位みたいに見えるわけ。それに気付いたとき、すっごいイヤじゃなかった？

たま子：あと、バランスボールの空気入れ。ハンドポンプを手で握って上下にシュコシュコやるんだけど、その手元を撮ってんだよね（笑）

エマ：最初は気付かなかったよ（笑）

たま子：高校のときって水着になることに抵抗なかったし、エロいことしてるって自覚は全然なかったよね。カメラマンに「飴舐めて」って言われて、何も考えずにペロペロ舐めてたし。「飴舐めてる女の子ってかわいく見えるんだな」ぐらいにしか考えてなかった。

エマ：「音出して」とか言われてね。

たま子：あと、くすぐられたり、マッサージされたりとか、あったよね。

エマ：これはエロく見せる演出なんだって気付いてから、カメラマンの狙いとは全く真逆の反応してやろうと思ったよ。ツンとしたり。

たま子：仕上がった写真を見て「あたし、かわいくないな」とか思わなかったの？（笑）

「乳腺切れがち」もグラドルあるあるだね。

エマ：ビーチとかでやたら走らされるからね。おっぱいが揺れるところを撮りたいから。ビーチで走って、川沿いで走って、ベッドの上でジャンプして……そりゃ、乳腺も切れるよね。カップ付きのブラじゃない紐水着で走らされるから、ズタズタに切れておっぱい垂れちゃった人多いよね。

たま子：世間のイメージと違って撮影現場が過酷だよね。

エマ：真夏の南国でピーカンのときに走らされて、大汗かいて、灼熱の砂に寝転ばされて……。

たま子：岩場で膝つくポーズをとらされるから、切り傷だらけになってね。

エマ：汚い所に寝転ばされるのも超イヤだった。プールとかお風呂のタイルとか。スタッフが裸足で歩いてる所に寝転ばされたりとか。

たま子：タレントに優しい事務所はカメラマンの演出にちゃんとＮＧ出してたよね。カラフルなアイスはＯＫだけど、白いアイスはNGとか。『チュッパチャプス』はＯＫだけど、バナナはダメとか。セーラー制の下に白い水着はダメとか。

エマ：自分のDVDを見返してみたら、全然顔が映ってないんだよ。十代の頃って笑っていればいいって思ってたのに、「このシーンは笑ったらダメだよ」って言わて、そのときは「表情の強弱を勉強しなきゃな」って感覚だったけど……なんのことはない、エロくしたいだけだった。自分はオカズなんだって気付いた。

たま子：それすごいわかるな。

エマ：吉木りさちゃんのDVDが絶賛されたのも、りさちゃんはいい反応するからってのもあるよね。

たま子：売れるのはいいんだけどさ、グラドルがなかなか結婚できないのも、あるあるじゃん？　これって、写真集やＤＶＤのエロ演出が関係してるよね。やっぱ、遊んでるって思われる。

エマ：第一印象の悪さったらないよね(笑)。しかも、グラビアやってるとわかった瞬間、メンズの視線がおっぱいに集中する。これもあるあるだよね。

※第２回に続く