上島竜兵さんが語っていた「芸への不安」と「深すぎる後輩愛」 | FRIDAYデジタル

上島竜兵さんが語っていた「芸への不安」と「深すぎる後輩愛」

「俺はあいつらが売れて本当に嬉しいんだ」と涙ながらに語り……

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14年に本誌の取材に応じたダチョウ俱楽部

「最近はほとんど飲みに出かけていなかったみたいですね。やはり志村けんさんが新型コロナで亡くなったことが本当にショックだったようで、自分ももしコロナにかかったらと思い、出歩くのを控えていたようです。友人や後輩との『Zoom飲み』はちょくちょくやっていたようですが、あれだけ飲み歩くのが好きだった人でしたから、気持ちははふさぎ込んでいたのかもしれません」

そう語るのは、5月11日に亡くなった上島竜兵さん(享年61)の友人Aさんだ。

上島さんが亡くなったという衝撃を、芸能界もファンもまだ受け入れられていない。明石家さんまは14日のラジオ『ヤングタウン土曜日』で、上島さんのことを「一番好きな芸人、一番好きな後輩」として、「さすがのおれもこたえた」と心中を吐露した。15日には和田アキ子が『アッコにおまかせ!』で、「こんなことになって、相手とかみんながこんなふうに悲しむっていうのは、あんた分かってたのって。こんなに残された人がね」と声を詰まらせながら語った。

上島さんの訃報に接し、茫然自失になっているのは芸能界の友人、知人たちだけではない。Aさんは上島さんとは10年来の付き合いで、かつては週に3~4回ほど一緒に飲む仲だったという。ここ最近は新型コロナの流行もあり、ほとんど会えていなかったというが、「いい思い出しかない」と言う。

「本当に人がよくて、先輩も後輩も誰からも愛される人でしたね。テレビでは明るい人、愉快な人という印象が強いと思いますが、実際は非常に繊細な人でした。酔いが回ってくると『俺って本当に面白いのかな』『俺の芸はこのままでいいのか』、そう繰り返していたのを覚えています。酔うと少し陰鬱な雰囲気になることもありましたね」

今年3月、ドラマ『やんごとなき一族』の撮影の際の上島さん

上島さんは多くの後輩たちから慕われた。『アメトーーク!』(テレビ朝日系)でも取り上げられた「竜兵会」の存在はよく知られている。Aさんが振り返る。

「上島さんは酔うとよく後輩たちの話をしていました。有吉弘行さんや土田晃之さん、劇団ひとりさんなど『竜兵会』の面々のことです。上島さんは彼らがまだ無名のころから知っていて、かわいがってきましたから、彼らが売れたことが本当に嬉しかったようです。記憶がなくなるほど酔っているのに、『俺は有吉が売れたことが本当に嬉しいんだよ』『(劇団ひとりは)才能があるって、ずっと思ってた。有名になって本当に嬉しい』などと、ずっと繰り返していました。涙ぐみながら話していることもありましたね。

私は『竜兵会』の後輩たちがどんどん売れていくことで、竜兵さんにも同じ芸人として、嫉妬や悔しさがあるんじゃないかと思っていたんです。でも、竜兵さんから後輩たちへのネガティブな発言は聞いたことがありませんでした。酔うと少し陰鬱な状態になっても、絶対に後輩の悪口を言うことはなかった。ひたすら『あいつらが売れて本当に嬉しい』と言うばかり。本当に誰からも好かれる人でした」

有吉弘行は15日に自身のラジオで、上島さんの遺体と対面した際のことを振り返り、「バカだなと言おうと思ったけど、お礼しか出なかった」と語った。上島さんの気持ちは、後輩や大切な人たちにきっと届いている。

  • 撮影中村和彦 近藤裕介

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