六代目山口組若頭補佐が「稲川会本部」を訪問した特殊事情 | FRIDAYデジタル

六代目山口組若頭補佐が「稲川会本部」を訪問した特殊事情

弘道会・竹内照明会長 本部前では10名ほどの組員が警戒し、 周囲には覆面パトカーと多数の私服警官も……

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5月9日、稲川会の総本部から出てきた竹内氏(中央)と、内堀氏(右)。別々の車に乗り込み、走り去った

東京・六本木(港区)の大通り沿いにあるビルの前にスーツ姿の男たちが集まっていたのは、5月9日の朝のこと。10名ほどの組員らしき男たちが周囲を警戒している。近くの路上には何台もの覆面パトカーが停まっており、中には多数の私服捜査員が待機している。午前11時半頃、このビルから一人の男性が出てきた。六代目山口組若頭補佐で弘道会会長の竹内照明(てるあき)氏である。

「六代目山口組のナンバースリーと言われる竹内氏がこのビルを訪れたのは、指定暴力団『稲川会』の総本部があるからです。竹内氏と稲川会の内堀和也会長は兄弟分の間柄で、二人の結びつきは非常に強いと言われています」(全国紙記者)

親しい関係だからということか、この日の竹内氏はいたってカジュアルな服装だった。Tシャツにセットアップ、足元は白地に赤のソールという派手なデザインのスニーカーを履(は)いていた。

「このスニーカーはクリスチャン ルブタンから’20年10月に出た『Loubishark』というモデルです。芸能人やモデルにも愛用者が多く、定価は約13万円です」(アパレル関係者)

内堀氏と一緒にビルから出てきた竹内氏は、ミニバンに乗り込むと、すぐに走り去っていった。

なぜこの日、竹内氏は稲川会総本部を訪れたのか。そこには、最近にわかに騒がしくなっている暴力団業界の情勢が深く関わっている。

5月7日に指定暴力団「極東会」の五代目だった松山眞一氏が他界した。享年94。武闘派で鳴らした、「東のカリスマ」だった。

「松山氏の葬儀は池袋の寺院で家族葬という形で行われました。もともとは極東会による『会葬』の予定だったそうですが、警察からの働きかけもあり、家族葬という形になりました。その代わり、遺体が安置された親族の家には稲川会や住吉会など各団体が弔問に訪れました。なかでも六代目山口組からは、高山清司若頭が自ら訪れました」(前出・記者)

さらに5月8日には、大阪府豊中市にある神戸山口組系「宅見組」の入江禎(ただし)組長の自宅に乗用車が突っ込んだ。建造物損壊容疑で逮捕されたのは愛知県在住の20代の男。大阪府警は男が六代目山口組と関わりがあるとみて捜査している。

暴力団事情に詳しい、ノンフィクションライターの鈴木智彦氏が語る。

「極東会は新宿・歌舞伎町など、いい盛り場を『庭場(縄張り)』にしています。松山氏が亡くなったことで、暴力団業界は重しが外れ、勢力図も変化するのではないでしょうか。山口組の分裂抗争が続く限り、宅見組の組長宅に車が突っ込んだような事件は、今後も散発的に起きると思います。そんななか、高山若頭の弔問、そして竹内氏の稲川会訪問は友好団体との関係の確認と、それを対外的にアピールする狙いがあると思われます」

分裂抗争発生からまもなく7年。事態は「停滞期」から、変化しつつある。

『FRIDAY』2022年6月3日号より

  • PHOTO濱﨑慎治

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