教師が授業ボイコット!和歌山南陵高校「現役教員の悲痛な叫び」 | FRIDAYデジタル

教師が授業ボイコット!和歌山南陵高校「現役教員の悲痛な叫び」

給料の未払い以外にもトラブルが続出。現役教師が明かすズサンすぎる学校運営の実態

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教員ら23人によるボイコットが起きた私立和歌山南陵高校。全国各地から部活動に打ち込むために生徒が集まってくるという

「とにかく理事長を引きずりだしてほしいです。ホンマにふざけてる。私たちとしては自分の給料なんて二の次。何より許せないのは生徒たちを不安にさせていること。今すぐ生徒の、保護者の前に出てきて説明してほしいです」

こう怒りをあらわにするのは、私立和歌山南陵高校で教鞭をふるうAさんだ。事の発端は給料の未払いだった。同校の運営を行う学校法人南陵学園から、今年4月分の給料が支払われなかったのだ。再三の支払い通知を無視し続ける南陵学園に対し、5月11日には全教員が授業をストライキした。しかし南陵学園の小野和利理事長はこれも無視。保護者や生徒への説明会にも姿を現さず、雲隠れを続けている。

ストライキ当日の様子を前出のAさんが明かす。

「ストライキを指揮したのは副校長です。11日の朝、職員会議でストライキすることを聞かされました。当日の授業はすべて自習に。ただ、先生たちは定期的に教室を巡回して、生徒から質問があったら答えていました。テスト期間前の大事な時期ですから。

保護者からは『6月分の授業料や寮費を振り込んでも大丈夫なんですか?』という質問が相次ぎました。生徒たちも『先生、学校つぶれてしまうん?』って不安でたまらない様子です。それをなんとかしてあげたい。ウチはほとんどの生徒が寮生活を送っています。1年生はただでさえ親元を離れて不安なはず。早く、なんとしないといけない」

ストライキは一日で終了。未払いのまま通常授業が再開された。生徒を思っての決断だったが、「未払いが続くようなら学校を辞める」と話す教員もいるという。しかしAさんは、「たとえ無給でも仕事を続けます」と言う。

「この学校はスポーツに力を入れています。先生たちもみんなクラブの顧問を務めていて、自分で直接スカウトしてきた子供が多い。そんな子たちを置いて、自分だけ辞められるワケないじゃないですか」

責任は言うまでもなく運営トップの小野理事長にある。

「未払いは他にもありまして、学校のガス代を払っていなくて、寮生のお風呂が入れなくなったことがあったのです。そのときは教員がマイクロバスを走らせて、100人ちかい生徒を近くの銭湯へ連れて行きました。高校の授業料を国が補助する『就学支援金』が今年4月に2000万円支給されているはずですが、あのカネはどこにいったのか……。

一番謎なのは、保護者の方から聞いたんですが、授業料や寮費の振り込み口座の名義が、理事長本人なんですよ。普通だったら学校名義や法人名義がじゃないですか? だからおカネの流れを誰も把握できないのです」(Aさん)

小野理事長は教職員に宛てた5月18日付の文書で未払いになっている給与を支払い、理事職から退く意向であることを明らかにし、続く20日には南陵学園の代理人が「教職員への支払いを行いました」と発表した。だが、小野理事長が保護者や生徒へ直接の説明や謝罪をする予定はないという。

  • 写真加藤慶

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