メンバーが活動休止に…発足直後の人気韓国グループを襲った大激震
〈しばらく活動を中止し、キズついた心の治療に専念します。復帰するまでは、5人で活動する予定です〉
5月20日、韓国の大手芸能事務所「HYBE」は人気アイドルグループメンバーの活動中止を発表した。
休養するのは「LE SSERAFIM」(以下「ル セラフィム」)のキム・ガラム(16)だ。「ル セラフィム」は5月2日にデビューしたばかりの、6人組ガールズグループ。元「IZ*ONE」の宮脇咲良も所属する人気グループで、同じ事務所に所属する「BTS」の妹分として世界的に注目されている。
デビューアルバム「FEARLESS」は発売1週間で、ガールズグループの初動として過去最高となる約31万枚を売り上げ、MVの再生回数は、6400万回を超えた。
華々しいスタートを切ったガールズグループのメンバーが、デビュー20日ほどで活動休止に……。何があったのだろうか。
「メンバーの一人、ガラムに関する疑惑が影響しています。デビュー前からネット上で、ガラムがイジメをしていたという噂が立っていたんです。4月に同じ中学に通っていたという匿名の人物Aが、『1年ぐらいガラムから脅され精神的なストレスを受けた』『イジメが原因で転校した』と書き込み。ガラムが『電話に出ないとぶっ殺すぞ』と書いたとされる、メッセンジャーアプリのキャプチャー画像がアップされました」(韓国紙記者)
「証拠文書」の中身
所属事務所は、ネット上の書き込みを即座に否定。友人同士のトラブルが歪曲され、むしろガラムは被害者だと主張した。しかし「ル セラフィム」がデビューすると、さらに騒動は大きくなる。
「5月15日に、Aが証拠文書という文書をアップしたんです。『学校暴力対策自治委員会結果通報書』という文書で、中には『加害生徒は1年3組キム・ガラム』と書かれていました。報道陣の取材に、学校側は『(書類の真偽を)答えられない』と回答。明確に否定しなかったため、文書は本物ではないかという憶測が広がったんです」(同前)
5月19日には、Aの弁護士が声明を発表する。内容は、以下の通りだ。書類は本物であること。事務所が事実を認めなかったため、Aはさらなる精神的苦痛を受けていること。認めなければ、今後も証拠を公開すること。謝罪をしてほしいこと――。
「5月20日、所属事務所はガラムが学校から処分を受けたことを認めます。一方で、ガラムのイジメは否定。トラブルは、Aがガラムの親友Bにイヤがらせをしたのが発端だと主張しました。ガラムがAの横暴に対し抗議したのだと。
事務所によると、AはBの下着姿を勝手に撮影しSNS上で公開したとか。ガラムが抗議したところ、Aはイジメを受けたと校内委員会に報告。『ガラムがレンガや植木鉢で友人の頭を殴った』などという、噂を流されたそうです。一連の騒動で精神的なダメージを受けたガラムは、活動休止に追い込まれました」(韓国在住ライター)

所属事務所は、虚偽の情報に対し法的措置も辞さないと表明。最高のデビューを果たした人気ガールズグループが一転、激震に襲われている。
写真:時事通信社