ピース・綾部祐二 NYでの奮闘がイマイチ注目されない悲しいワケ
お笑いコンビ『ピース』の綾部祐二が渡米5年を過ぎ、今月からユーチューブを開始。これまでほとんど活動内容を明かすことなくベールに包まれたアメリカでの生活を初めて自分の口で話し始めたのだ。
綾部はインタビュー形式で毎日動画を投稿。当初は“英語力”がゼロだったらしいが、5年間で良い先生に出会ったことで勉強方法を確立したそうだ。
綾部のように全く英語ができない人間は、いきなりネイティブと会話することはおすすめしないという。日本語も話せる人に基礎を教えてもらうことが重要だそうだ。動画では外国人と雑談するシーンも公開され、問題なくコミュニケーションが取れているように見える。
「とにかく社交性がずば抜けているので、誰にでも話しかけて積極的に友達を作っていく人です。英語も全くできない当初、アメリカのイベント会社の社長に気に入られ、“何をしてほしい?”と聞かれたので“ブリトニー・スピアーズとリンゴ・スターに会いたい”と言うと、本当に1分だけ会わせてもらったそうです。綾部さんの行動力のすごさですね」(スポーツ紙記者)
その他、ジョージ・クルーニーやニコラス・ケイジなどスーパースターに会ってきたという。
ジョージ・クルーニーに会ったときは
「ハーイ!ジョージ!日本のコメディアンなんだけどいつか一緒に映画出たいと思ってるんだよ!」
と話しかけたという。しかしそれは将来的にハリウッド映画で共演した際に
「初めてじゃないんだよ、ジョージ! あのとき写真撮ってたんだよ」
と言う“前フリ”のため、今はスターたちと写真を撮っていると豪語した。
実際、綾部は端役ではあるが、複数の映画に出演したり、“日本のスター”として料理番組の審査員をしたり、大手企業の全米で放送されるCMにも出演するなど地道に活動してきたようだ。
全く英語が話せない中、これほどバイタリティ溢れて活動すること自体並大抵のことではないだろう。
しかし気になるのは日本国内の反応だ。
綾部の動向がネットニュースにはなるものの、全くといっていいほど反響がないのだ。綾部はNYからLAへ拠点を移すことをユーチューブで明かしたのだが、そのニュース記事のコメント欄を見ると、本当にコメントが少ない。各ウェブサイトのランキングでも、綾部の記事はあまり見かけない。海外で挑戦する綾部に日本人は興味がないのだろうか…。
「5年間沈黙を貫いたということが裏目に出ているのかもしれませんね。長期間姿を見ないと“あの人は今”のように“消えた芸能人”という扱いになる。
若い人は5年も消えていたら綾部さんの存在自体をよく知らないのでは。しかし綾部さんは日本のマーケットは眼中にない。ハリウッドスターになるという夢を持っていますから気にしないでしょう」(ワイドショー関係者)
’15年、相方の又吉直樹は著書『火花』で芥川賞を受賞。日本中が又吉に注目し“先生”と崇められた。
「そんな中、その翌年に綾部さんは渡米することを発表。“ハリウッドスターになる”という雲を掴むような宣言は、ビッグマウスと揶揄されたこともありました。そのウラには、やはり相方に負けていられないというライバル心があったのかもしれませんね」(前出・スポーツ紙記者)
綾部は着実に一歩ずつ夢を叶えていっている。今後も綾部がどんな大仕事をやり遂げるのか注目してきたい――。
写真:AFP/アフロ