2打席連発でも…日ハム清宮「新庄監督マジ切れ」で噂される処遇 | FRIDAYデジタル

2打席連発でも…日ハム清宮「新庄監督マジ切れ」で噂される処遇

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28日の巨人戦で2打席連続本塁打を放ち新庄監督(左)に迎えられる清宮(画像:共同通信社)
28日の巨人戦で2打席連続本塁打を放ち新庄監督(左)に迎えられる清宮(画像:共同通信社)

「感触的に良かったです。もっともっと『今日のほうが良い』と言えるバッティングを積み重ねたい」

5月28日に札幌ドームで行われた巨人戦で2打席連続本塁打を放ち、日本ハムの清宮幸太郎(23)は笑顔で報道陣に語った。

清宮を発奮させたのは、新庄剛志監督のマジ切れだ。2連発で、なんとか体裁を保った形となった。

「温厚な新庄剛志監督が清宮に対し、珍しく感情を露わにしましたからね。キッカケは5月25日のヤクルト戦です。2点リードの9回表1死1、3塁のチャンスに、新庄監督は重盗を指示します。しかし3塁走者の清宮は、素早いスタートが切れず本塁で憤死。結局その裏ヤクルトに逆転を許し、日ハムはサヨナラ負けを喫しました。

試合が終わっても、新庄監督の怒りは収まりません。清宮の走塁に対し、こう不満をブチまけたんです。『ある? こんなゲーム。あんなミスをしていたら一生、上にあがっていけないよね』と」(球団関係者)

「違うんだよなぁ」

翌26日の試合で、清宮はスタメンを外される。その理由について、新庄監督は報道陣へこう説明した。

「昨日のミスをね。本人にも、チームメイトにもわからせるためにね。この悔しさで、もっともっと集中力を高めてほしい」

中軸として期待されながら、清宮の打率は2割台前半とイマイチ。新庄監督が、苦言をていするのは今回に限ったことではない。

「『違うんだよなぁ』と、たびたびダメ出ししています。『凡打でもいいから、オレのイメージどおりに振ってくれれば。次は期待できるなって感じたら使うし』『間がない。開幕したときの間がないよね。ベッタリ感というか、早めにタイミングとって打っている感じ』とも。

新庄監督が好むのは、レギュラーになるためにガムシャラに頑張るタイプの選手です。清宮は育ちが良いのか、どこかおっとりしている。口では『必死です』と言いながら、危機感が薄いんです。長時間練習していても、身が入っていない印象を受けます。新庄監督は、清宮に甘さを感じ苦言をていしているのでしょう」(同前)

冒頭で紹介した清宮の2打席連発を、新庄監督は「ビックリした。もう1本くらい行くんじゃないかという雰囲気を打席で感じましたね」と褒めた。だが清宮が新庄監督から磐石の信頼を得るには、ほど遠い状態のようだ。

「清宮は自身の連発を『感触的に良かった』と自画自賛していますが、新庄監督としてはこの程度で満足してほしくないでしょう。主軸を任せるためには、誰しもが納得する結果を出してほしいと。

これまで新庄監督は『戦力を見極めるため』、なるべく多くの選手を起用し、長所を褒めてきました。しかし最近は厳しい言動が多くなり、起用法がセカンドステージに入ったように思います。お客さん扱いは終わり。チームに貢献できない選手はいらないという姿勢が、明確になってきたようです」(スポーツ紙担当記者)

清宮は、成績が伸びなくても我慢して使われ続けてきた。それでも、新庄監督の期待に応えられなければ……。厳しい処遇が待っているかもしれない。

「ポイントになるのが、今季からの導入が検討されている『現役ドラフト』制度です。伸び悩んだり出場機会に恵まれない選手を、チームがリストアップ。他の球団へ移籍し、活躍の場を求めることが可能になる制度です。新庄監督の我慢の限界となれば、清宮は『現役ドラフト』選手の対象になるかもしれません」(同前)

清宮が考えているほど、ビッグボスが決断を下すまでに余裕はないようだ。

  • 写真共同通信社

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