健康不安説のプーチン大統領が抱く「引退して王朝創立」の野望 | FRIDAYデジタル

健康不安説のプーチン大統領が抱く「引退して王朝創立」の野望

  • Facebook シェアボタン
  • Twitter シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン
健康不安説が出ているプーチン大統領だが権力を手放すつもりはサラサラないようだ(画像:ロイター/アフロ)

「プーチン大統領の病状は、かなり深刻なようです。ガンが広がっているとか。早く治療しないと命にかかわるほど、切迫していると思います」

ロシア情勢に詳しい、筑波学院大学の中村逸郎教授が語る。

ウラジミール・プーチン大統領の健康不安説が消えない。ロシアの独立系メディア『プロエクト』によると、16年から20年の4年間で、甲状腺の専門医がプーチン大統領のもとを35回訪れ161日間ともに過ごしたとか。医師の数は当初5人ほどだったが、19年からは耳鼻咽喉科の医師などが加わり平均9人に増加。21年9月に公の場に姿を現さなくなった時期には、甲状腺がんの手術を受けたのではないかと報じている。

前出の中村氏が続ける。

「報道は、かなり信憑性が高いと思います。『プロエクト』は政権寄りでも批判一辺倒でもなく、冷静に事実を伝え調査報道に定評のあるメディアです。また医師の名前や肩書きまで、細かく明らかにしている。プーチン大統領の甲状腺に、なんらかの異常があるのは間違いないでしょう。

プーチン大統領は今年で70歳になります。男性の平均寿命が65歳ほどといわれるロシアでは、高齢の部類です。6年ほど前からは、自身の行動を制御できない病気も患っているといわれる。病状が悪化すれば、肉体や精神のバランス感覚を失ってしまいます。正常な判断が、できなくなる可能性があるんです」

ポイントは6月12日

自身の病状は、プーチン大統領が一番理解しているだろう。中村氏は、治療に専念するため引退もありうると考える。

「ポイントとなるのが6月12日です。ロシアが旧ソ連から独立した、記念日になります。ロシアは5月20日に、ウクライナ南東部マリウポリの完全制圧を宣言しました。プーチン大統領は、6月12日の独立記念日に戦果を大々的に報告。後継者を指名し第一線を退き、療養生活に入ると思われます」

後継者の最右翼とみられるのが、大統領府局長のドミトリー・コバリョフ氏(36)だ。

「5月9日の対独戦勝記念日では、プーチン大統領に顔を近づけ30秒以上も話し合っていましたからね。特別な存在の証です。突然出てきた人物のように思われますが、プーチン大統領も99年12月にエリツィン大統領の後継に指名された時は無名でした。まだ経験の浅い30代のコバリョフ氏を後継にすることで、引退後も影響力を持ち続ける考えでしょう」(中村氏)

プーチン大統領には、権力を手放すつもりなどサラサラないのだろう。中村氏によると、さらに壮大な野望があるという。

「いくら院政をしいても、数年もすれば影響力は弱まります。それを避けるために、コバリョフ氏の後を自身の息子に継がせようとするでしょう。元新体操の金メダリストで『愛人』と呼ばれるカバエワ氏とプーチン大統領の間には、09年12月に生まれた男児がいると言われます。

プーチン大統領の野望は、『皇帝』として王朝を築き強いロシアを復活させることです。自身の夢を、息子に引き継がせようとしているのかもしれません。後世の人々から、こう呼ばれたいのだと思います。自身がウラジーミル1世、息子がウラジーミル2世と」

病状が悪くなっても存続しそうな「プーチン大統領の血脈」。独裁的指導者は、「皇帝」としての足固めを着々と進めているようだ。

  • 写真ロイター/アフロ

Photo Gallery1

Photo Selection

あなたへのおすすめ記事を写真から

関連記事