團十郎襲名の市川海老蔵「麻耶ブログ」復活より悩ましい求心力低下 | FRIDAYデジタル

團十郎襲名の市川海老蔵「麻耶ブログ」復活より悩ましい求心力低下

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11月から『團十郎襲名興行』がスタートすることが決まった市川海老蔵。勸玄くんも市川新之助を襲名するが…
11月から『團十郎襲名興行』がスタートすることが決まった市川海老蔵。勸玄くんも市川新之助を襲名するが…

歌舞伎俳優の市川海老蔵が今年11月に歌舞伎界の大名跡『市川團十郎』を襲名すると発表した。

襲名披露公演は11、12月に東京・歌舞伎座で開催。市川團十郎の復活は、海老蔵の父である12代目が‘13年2月に死去して以来、9年9か月ぶりとなる。

襲名は当初‘20年5月に予定されたが、コロナ禍で延期されていた。長男の堀越勸玄くんも「8代目市川新之助」を襲名して初舞台を踏む。

《私、勸玄共に、まだまだ芸道未熟ではございますが、歴代の團十郎、市川宗家の名を辱めることのないよう、心新たに努力精進する所存でございます》

などと、海老蔵はコメントを発表した。

歌舞伎界の一大イベントになることは確実だが、海老蔵を取り巻く環境はよろしくない。

女性誌ではSNSナンパ報道が飛び出し、ネット上では『國光真耶』に改名した義姉・小林麻耶が敵意をむき出しにしている。小林は團十郎襲名が発表された翌日の6月1日、ブログで

《4月から一旦おやすみしていたブログですが、告知以外の通常ブログを今月から再開致します》

と報告。続けて

《お金が無いのかな? と思っている方がいらっしゃるのですが、私は確かに超多額の詐欺に遭いましたが婚約者が生活を助けてくれているのでブログをお金のために再開するわけではないです》

と記した。

小林は今春、ブログで海老蔵批判を展開。その後、アメブロ側とも収入をめぐりトラブルとなり、4月いっぱいでブログの更新を終了し、近況報告は『note』で行うようになった。

「その彼女が團十郎襲名発表のタイミングでアメブロに復帰。『note』の収入だけで夫の國光吟氏と生活することはできるそうですから、本人が言うようにお金目当てではない。ならば、なんの理由で…となるわけで、海老蔵サイドは警戒するでしょう」(スポーツ紙記者)

ただ、海老蔵にとって真に頭の痛い問題は別にあるのかもしれない。1つは再三報じられている松竹との不協和音だ。

週刊新潮によれば、歌舞伎の興行主である松竹は今後、海老蔵に代わってまだ17歳の八代目市川染五郎に注力するという。

「海老蔵さんは自分が“やりたいことをやる”という主義で、創作歌舞伎などにも力を入れています。それはそれで素晴らしいことなのですが、松竹を蚊帳の外に置いて独断で決めることが多い。“上から目線”の物言いも不評です」(梨園関係者)

ファンとの距離にも変化が生じている。原因となったのは今年3月のツイートだ。突如

《誹謗中傷ではなく、民法で話を進めます。私は本当はしたくないのですが、そういう方がいる限り仕方ない。十五年間我慢して来ました。よろしくお願いします》

と宣言。

《多くのファンの方の素直な気持ちを大切にしたい! そして私の精神の安定のために 環境を整えるとご理解ください》

と続けた。どうやら寄せられる不快な投稿に堪忍袋の緒が切れたようだ。また、インスタグラムで公開した動画でも

「やるとなったらやる。そういう投稿をちょっとでも見たら、言って下さい。ブログのコメント、インスタのコメント、もしくはツイッターのコメント。見られたら見ますし、どんどん言ってください」

と呼び掛け、

「久々に徹底的にやります。人を傷つけることは良くない。侮辱することも良くない」

と堅い表情で述べた。

当然のことながら、相手を傷つける心無い書き込みはあってはならない。ところが、海老蔵が誹謗中傷と呼ぶものの中にはファンによるアドバイス、要望なども含まれている可能性があるという。

「ある女性ファンは海老蔵さんの声が以前に比べて出ていないことをSNSで指摘したそうです。その数日後、本人が法的措置のツイートをした。関連は不明だが、ファンの中には海老蔵さんの“芸”の部分に対し意見を言う人も多い。それに対して『民法で話を進めます』と言われた気分になったら、気持ちが離れてしまうのも理解できます」(前出・スポーツ紙記者)

襲名公演まで5か月。歌舞伎界一丸となって暗い世の中を吹き飛ばして欲しいのだが…。

  • PHOTO蓮尾 真司

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