前田敦子&三浦透子「最強タッグ」現場の意外な「和気あいあい」さ
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元人気アイドルとオスカー女優
5月8日のお昼ごろ、浅草の商店街にある喫茶店の前に撮影クルーが大挙していた。店内から姿を現したのは、女優の前田敦子 (30)と三浦透子 (25) 。どうやら映画の撮影のようだ。
店の前で三浦が手を振り、それを前田が何度も振り返りながら歩いて行くシーンらしい。赤灯を持ったスタッフがピッタリと前田に寄り添っていたものの、撮影は和(なご)やかな空気の中で進行する。テイク3で店前のシーンを撮り終えると再び店内に場所を移し、撮影は夜まで続いた。
『AKB48』の初代センターから、映画女優へすっかりステップアップした前田と、映画『ドライブ・マイ・カー』で一躍オスカー女優に上り詰めた三浦。とくに三浦の勢いは凄まじく、NHKの朝ドラ『カムカムエヴリバディ』に大河『鎌倉殿の13人』と立て続けに出演、若手演技派女優の最右翼として気を吐いている。
異なるキャリアを歩んできた二人だが、現場は終始和気あいあいとした雰囲気で、息もピッタリそうだ。メディア文化評論家の碓井広義(うすいひろよし)氏は次のように語る。
「三浦さんは、『ドライブ・マイ・カー』での役がまさにそうなのですが、口数が少なくぶっきらぼうでいて、相手役との距離の取り方が絶妙。これは役柄もさることながら、彼女の女優としての天性のものです。だから目立たないのに、どこか気になってしまう。まったく違うタイプである前田さんと本気でぶつかり合ったときの”化学反応”が楽しみです」
最強タッグ、ここに結成せり!?
『FRIDAY』2022年6月17日号より
- PHOTO:田端哲夫