すべては計算か…?韓国大統領夫人「急転換した態度」の中身 | FRIDAYデジタル

すべては計算か…?韓国大統領夫人「急転換した態度」の中身

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6月6日に行われた「顕忠日追悼式」で金夫人のレインコートを直す尹大統領(画像:ロイター/アフロ)
6月6日に行われた「顕忠日追悼式」で金夫人のレインコートを直す尹大統領(画像:ロイター/アフロ)

パラパラと降り始めた雨は、式典の途中から本降りとなった。大統領の喪服にも雨が降り注ぐ。レインコートを着た夫人は、大統領の濡れたスーツやズボンにタオルをあてそっと拭った――。

これは、「さすがファーストレディ」と韓国国内で称賛されている行為だ。6月6日にソウル銅雀区で、戦没者兵士や殉国者を慰霊する「顕忠日追悼式」が行われた。尹錫悦(ユン・ソンニョル。61)大統領と金建希(キム・ゴンヒ。49)夫人も参列。金夫人は雨に濡れた夫を気遣い、喪服を拭ったのだ。

「金夫人の人気は急上昇しています。昨年12月には、ファンサイト『ゴンサラン(建希を愛している)』が発足。会員数は当初3万人ほどでしたが、尹氏が今年5月に大統領に就任すると10万人近くにまで増加したんです。ファーストレディになっても、繁華街の市場で食事をテイクアウトするなど庶民的な言動が支持されています。

私生活も、インスタグラムで気軽に公開している。インスタに載った愛用の白いサンダル(約3500円)が話題となり、各ショップで完売しました。韓国の大手通販サイト『ネイバーショッピング』で、『金建希』と検索すると2500件以上がヒット。『金建希 スカート』とワードを絞っても、1500件ほどが検索されています」(韓国紙記者)

ファンサイトから強制退会

人気が上がる一方で、反発もあるようだ。ファンサイト「ゴンサラン」への嫌がらせが起きたのは、5月28日深夜のこと。韓国紙『中央日報』の取材に、サイトの開設者は次のような趣旨の話をしている。

〈28日夜11時40分から30分ほどの間、ハッキングの被害を受けました。サイトのサブマネージャーなど運営スタッフ10人と一般会員10人が、強制退会させられたんです。ハッキングを早く発見できなかったら、サイトは消滅していたかもしれません〉

野党議員から批判を浴びた、「ゴンサラン」の画像もある。5月29日に投稿された写真で、夫妻が大統領執務室で愛犬と戯れるような様子が映っていたのだ。韓国野党「共に民主党」のパク・ジヒョン氏は公私混同とし、自身のフェイスブックにこう投稿した。

〈大統領執務室を家族の居間にしてしまった。執務室は国家の重要な仕事を行う場所で、決して私的な領域ではない〉

こうした批判的な動きに、金氏はスグ対応する。5月31日に、自身が運営する美術品展示企画会社『コバナコンテンツ』の代表を辞任したのだ。

「背景にあるのは、『政治以外で目立ち過ぎ』『ファーストレディに専念すべきだ』という声の高まりです。会社代表の辞任は、こうした非難を避けるためでしょう。任期を2年余り残していましたから。6月5日には大統領室から、金夫人の控え室を設置させると発表されました。『今後は全力で大統領をサポートする』という意思表示ですよ」(前出・記者)

影響力の高まりとともに、言動がより注目される金夫人。夫である尹大統領への細やかな気遣いも、計算のうちなのかもしれない。

  • 写真ロイター/アフロ

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