ドリカム中村が不倫ソング反論も吉田美和「20年前の疑惑写真」
’89年のデビュー以来、数々の恋心を歌い上げてきた『DREAMS COME TRUE』(以下、ドリカム)。ボーカルの吉田美和とベース中村正人の2人組ユニットは、今や日本を代表する音楽グループの一つだ。
そんな人気バンドが、怒りの声を上げたことが話題になっている。
「事の発端は5月中旬に配信されたある音楽記事でした。そこには’04年に発売された『やさしいキスをして』という曲が“不倫系の曲”の代表として書かれていたのです。それに対し、中村さんがSNS上で《あれは不倫ソングじゃない》と真っ向から反論。音楽ファンも巻き込んで、ネット上などでは論争になっていますね」(スポーツ紙記者)
中村は5月21日に自身のブログで、’04年に放送された『砂の器』(TBS系)の主題歌として書き下ろした楽曲であることを説明したうえで、
《この作品のオリジナルキャラクター成瀬あさみの目線で描かれたもので不倫の歌じゃないんだなぁ。こういうのはドラマ自体も傷付けるよね》
と反論。さらには、
《誤った情報が記事になって多くの人がそう思ってしまうのは ほんと残念だよね。この誤り、訂正の上 情報の上書き頼みます》
と、“不倫ソング”と言われたことに対して、真っ向から反論している。
そもそも、なぜ『やさしい―』という曲が不倫と結びつけられてしまったのか。そこには、女性の“報われない思い”を綴った歌詞と、作詞を担当した吉田の私生活事情に「変化」があったタイミングが重なってしまったことが、大きく関係しているようだ。
「この曲が発売された前年、吉田さんは不倫騒動の渦中にいました。’03年1月に彼女は9歳年下の映像ディレクターの末田健さんとの同棲生活がフライデーされたのです。ですが、彼はこの時点では離婚が成立しておらず、“不倫関係”にあることが大々的に報じられたのです」(ワイドショー関係者)
ドリカムのミュージックビデオなどを手掛けたことにより、交際に発展した2人。吉田が積極的にアプローチしたというが…。
「吉田さんとしては、末田さんに家族があることは知らなかった。つまり、報道によって不倫関係にあることを知ったようです。
ショックを受けた吉田さんは、騒動から離れるかのように、生活拠点をアメリカに移した。しかも、毎年のようにシングルをリリースしてきたドリカムが、’03年だけ出していないことも彼女の受けた衝撃の大きさを伺わせましたね」(音楽誌デスク)
その後、末田さんの離婚が成立し、’04年5月に結婚を発表。だが、末田さんは’07年に33歳の若さで急逝している。
「不倫騒動後、初のシングルが『やさしい―』だったことからも、“不倫ソング”というイメージが作り上げられてしまったのかもしれませんね。ドリカムとしてはそう勘違いされたのは忸怩たる思いかもしれませんが、中村さんがネット記事に反応したせいで、ネット上だけでなく女性誌まで取り上げ、吉田さんの過去に再度注目が集まってしまった。皮肉としか言いようがないですね…」(同・音楽誌デスク)
現在は新しい夫と幸せに過ごしている吉田にとっては、まさに“余計なお世話”だったのかもしれないが…。
- 写真:共同、結束武郎、山田宏次郎