ヒカキン、川口春奈、朝倉未来…ユーチューバー勤続疲労と休息問題 | FRIDAYデジタル

ヒカキン、川口春奈、朝倉未来…ユーチューバー勤続疲労と休息問題

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ユーチューバー11年目にして初の休暇を取ったというヒカキン。彼らのプレッシャーは半端ないようだ…
ユーチューバー11年目にして初の休暇を取ったというヒカキン。彼らのプレッシャーは半端ないようだ…

もはや生活に欠かせなくなってきた感のあるユーチューブ。ユーチューバーは有名無名問わず、こぞって動画を上げ、グーグル経由で広告収入などを得ている。

トップユーチューバーともなれば、年収はゆうに億超え。ただし、すべてのユーチューバーが言うように“継続は力なり”の世界。少しでも間隔があけば、たちまち席を取られてしまう。ある中堅ユーチューバー事務所の幹部は、

「連日、頭をひねりながら企画を考えるのが一番きつい。裏方のスタッフ含めて企画出しを行っているが、いい案が思い浮かばず2時間沈黙なんてこともあった。向こう何十年、“ゴールのないマラソン”を走ると思うとゾッとする」

と話す。土日祝日の概念はなく、編集するスタッフの徹夜はザラ。ユーチューバーの健康問題は切り離すことはできない。

直近で話題になったのは、チャンネル登録者153万人を誇る女優の川口春奈の休養宣言だ。

6月12日に自身のユーチューブチャンネルを更新し、1ヵ月間動画を休むことを報告。理由はドラマ撮影で、

「ちょっと忙しくって。ちょっとだけ『はーちゃんねる』休暇をいただきたいと思います」

とした。連ドラの撮影は短期間に凝縮して行うスタイルで、主要キャストともなれば、ほぼ丸1日を費やす日々が続く。

「ユーチューブと並行した場合、睡眠時間を削るしかない。そうなると撮影に支障をきたすこともありうる。あくまで女優の仕事優先。事務所と話し合った末の結論のようです」(スポーツ紙記者)

日本のキング・オブ・ユーチューバーのヒカキンは、ここ何年も休みなしの生活を送ってきたことから、所属事務所から強制休暇を言い渡された。5月22日、動画で誕生日祝いで一泊二日のリフレッシュ休暇をもらったことを明かした。

動画は回していたが、旅館でくつろぐヒカキンは「ユーチューバー11年目にして初の強制休み!」と感謝。

「ちょうどこの旅行行く前が忙しくて、1日に1時間の仮眠を2回入れて生活してるみたいな感じだったんで、全部疲れが飛んでいきましたね」

などと明かした。

「ヒカキンさんは自分で編集もやっているので、激務のレベルが違う。トップランナーとして後輩に背中を見せなければいけない責任感も持っていた」(前出・中堅ユーチューバー事務所幹部)

一方、先回りして長期連休を設けたのは、お笑いコンビ『キングコング』梶原雄太、通称“カジサック”だ。

梶原は昨年9月、ほぼ1ヵ月間、メインチャンネルの更新を休むことを宣言。自身よりも「編集者さんに休んでいただきたい」という理由で、梶原の妻こと「ヨメサック」から

「カジサックが休まないと皆が休めない」

と言われたことがきっかけだったという。梶原は、

「文句も言わずにずっと皆さん着いてきてくださっているので、今回休みが取れてよかったなと思っている」

と述べ、ファンからも支持する声が相次いだ。

「1ヵ月の休みは異例。だから、カジサックのチームは結束が固い。悪質なユーチューバーの中にはスタッフに無理難題を押し付け、それができないと恫喝したり給料を差し引いたりする者もいる。

ユーチューバー業界でも労働環境はピンキリで、“ハズレ”を引いたスタッフは目も当てられない。先に裏方がダウンしたり、消息不明になることが多い」(スポーツ紙記者)

毛色は違うが、格闘家・朝倉未来のチームでは「岡くん」の愛称で親しまれてきたスタッフが脱退した。朝倉が10日に公開した動画によると、原因はアンチの誹謗中傷。

“岡くん”には「お荷物」「金魚のフン」などというコメントが寄せられていたそうで、朝倉は、

「気にしていないように見えたけど、気付かぬうちに募って限界が来た」

と説明。精神科の受診を勧めたところ、適応障害と診断され、ドクターストップとなった。

「『アンチは気にするな』と言っても、ショックを受ける人はいる。激務なところに精神的なダメージを食らうと、折れてしまうんですよね。

最近、中傷者相手に裁判まで行くケースも増えてきているが、あれだと判決までに時間がかかる。プラットフォーム側で何らかの対策が必要だと思う」(芸能プロ関係者)

ユーチューバーの多くが勤続疲労を抱えている。パンクしないようにするためには休息は必要不可欠。ファンも「休んでいいよ」という心持ちで見てあげることが重要ではないだろうか――。

  • 写真Rodrigo Reyes Marin/アフロ

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